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「次の総理は稲田朋美?」冗談じゃない!
野田聖子、高市早苗、片山さつきらが、本気で怒っている

〔PHOTO〕gettyimages

いつの世も、女の嫉妬はおそろしい。権力を求める政治家であれば、なおのことだ。「次の総理」とささやかれる稲田朋美政調会長の「出世」を巡り、永田町で女の闘いが激しさを増している。

安倍総理の「好みのタイプ」

アメリカへ向かう飛行機のなか、自民党の稲田朋美政調会長は、必死で英語の演説の練習をしていた。

苦手な発音を改善するため、専門のトレーナーをつけ、移動の車のなかでも練習を続けてきた。そのメガネの奥の目は意欲に燃えていたに違いない。

9月27日からの稲田の訪米は、それだけ重要なものだった。安保関連法が成立してから、与党の執行部としては初めての訪米なのだから。

稲田は、アーミテージ元国務副長官、IMFのラガルド専務理事ら要人と会談し、米戦略国際問題研究所(CSIS)で講演をするという重役を担った。

安倍晋三総理はそれだけ稲田を重用している。そして、稲田もその期待に応えようとしている。

「稲田さんは、本当はもっと早くに訪米する予定だったのですが、日程をズラして、安倍さんの訪米に合わせたんです」(官邸スタッフ)

二人は、まさに相思相愛の関係にある。

第二次世界大戦後、連合国が日本を裁いた極東軍事裁判に疑問を呈するなど、タカ派的な思想を共有していることも大きいが、それにもまして、稲田は「安倍の好みのタイプ」なのだという。

「安倍さんは、母・洋子さんの強い影響のもとに育ってきて、『母性愛』に弱い。稲田さんは、安倍さんにベタベタするだけでなく、時に叱ったり、ズバッと批判したりするから、安倍さんは特別に稲田さんを可愛がっているのだと思います」(安倍の知人)

そんななか、10月7日に行われる内閣改造、自民党執行部の人事では、事前に、稲田が要職に就くのではないかと、注目が集まっていた。

「結果的に、政調会長留任が確実となりましたが、安倍さんはギリギリまで、稲田さんを官房副長官にしたいと考えていました。安倍さんはこう言っていた。『自分は小泉純一郎政権で、官房副長官と幹事長を経験し、総理への道を固めた。

その道筋を稲田にも歩ませ、勉強させたい』と。自分の後継者として『次期総理に』と考えているはず」(自民党幹部)

稲田は、安倍という後見人のおかげで、「憲政史上初の女性宰相」への道を、着実に歩んでいる。

だが、こうした「抜擢人事」は往々にして嫉妬を生む。とくに、女性同士の嫉妬は、古来おそるべきものとされてきた。有名な「般若の面」は、女性の嫉妬や怨恨を表現したものとされる。

安倍による稲田の重用に関しても、ときに開けっぴろげに、ときに取り繕いながら、苦々しい思いで見ている女性議員たちが数多いる。

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