世界最先端の教育はこんなことになっている! 
日本とは何もかもが絶望的に違う・・・

2015年09月28日(月) 田村 耕太郎

かわいい子どもは日本に置いておいてはダメ!

子どもの能力が一番加速するときに合わせて、世界は教育手法を加速的に変化させ、時代に合わせて様々なものを取り入れながら、暗記重視のアジアの教育もエリートレベルで劇的に変わっていく。その背景にはミルケン氏のような、教育界以外からの、強力な民間参入組のインパクトがある。

彼らが投下している資本の額を聞いたら、日本の教育界の人はびっくりするだろう。軽井沢にインターができたくらいで大騒ぎの日本だが、シンガポールではその何十倍もの投資が競うように行われている。日本はすでに5周遅れくらいではないか。何もかもが絶望的に違う。

日本は1億人以上の人口があるので、確率的には一定の人材を生み出すだろう。しかし、人材育成、特にエリート層への投資があれだけ薄ければ、世界との人材力の差は広がるばかりだ。

小さいうちから多様性の中に身を置き、当たり前に英語を話さなくてはならない環境で、豊富な選択肢の中から、時代に合った教育を受けさせてあげるべきで、それができる場所として言えば、シンガポールは最高の環境だろう。

わが子に、お金持ちになってほしいとか、大成功してほしいとか、そういうことを望むわけではない。ただ、予想もできない大変化の連続となるであろう21世紀に、多くの選択肢を持ち、幸せに、かつ自由に生き抜く力を身につけさせるためには、残念ながら、今の日本の教育の中に子どもを置くべきではない、と思ってしまった。

 

シンガポール発 最新事情から説く アジア・シフトのすすめ
田村耕太郎著

(PHPビジネス新書、983円)

日本とアジアの長所と短所を冷静に把握したうえで、アジアの熱風を感じつつ、時代に合った形でアジアの活力を取り入れる――そのための最高の素材として活用できる1冊。

Amazonはこちらから。

 


★読みやすい会員専用のレイアウト
★会員だけが読める特別記事やコンテンツ
★セミナーやイベントへのご招待・優待サービス
★アーカイブ記事が読み放題
★印刷してじっくりよめる最適なレイアウトなど、さまざまな会員特典あり

▼お申込みはこちら
 http://gendai.ismedia.jp/list/premium




COURRIER最新記事
Ranking

「クーリエ・ジャポン」 毎月25日発売

More
Close

田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。