学校・教育 シンガポール
シンガポールで成績トップの学生が、ケンブリッジ大学を蹴った理由
Yale-NUS College のトップページより

我が家の「お転婆さん」のロールモデル?

シンガポールで全国学年トップの学生が、娘の中国語の家庭教師になってくれることになった。

シンガポールの学年トップの学生は、過去2年連続で、ハーバードやオックスフォードではなく、私の二つの母校のハイブリッドである「Yale-NUS College」に入っている。シンガポールにあるこのリベラルアーツカレッジは合格率が3%台という世界最難関の大学である。

私はYale-NUSのインベストメントクラブで講義して以来、このクラブの代表の学生と親しくしている。彼は学校一の有名人で、そもそもこの学校には優れたスキルがある人材しか入れないので、彼のネットワークで優秀な学生を束にして、家庭教師として、学長や教授の子弟等に紹介しているのだ。

彼自身も経済学ではトップの成績なので、高校生を相手に経済学の家庭教師をして学費や生活費を稼いでいる。ほかにも数学やサイエンス、コードライティング等、天才的な能力を持つ同級生をうまく使う、起業家精神にあふれた学生だ。

そんなインベストメントクラブ代表が私に紹介してくれたのは、小中高を通じてシンガポールで一番の成績を誇る女の子だった。高校時代には、リー・シェンロン首相の高校視察のホスト役に選ばれ、高校を代表して中国語で学校案内をやってのけ、最後には中国語でスピーチを披露した。これはシンガポールの高校生では相当名誉なことだ。

サイエンスが得意で、Aスター(シンガポールの科学技術庁)のサイエンス大賞も獲得している。小学校のときから天才児クラスに入り、中高はすべてシンガポールの同学年一番の成績で卒業した。その証拠が学年で一桁の人間しか獲得できない政府奨学金の受給だ。これをもらった学生の大半は、大学卒業後は政府に入り、若くして次官や閣僚になる。

そんな彼女は、子供と触れ合うのが大好きだという。これから彼女が毎週うちに来て、我が家の「お転婆さん」のロールモデルになってくれればいいな思う。人間は周りの環境に強く影響されるので、小さいうちに一時でも、彼女のような優秀なお姉さんに家庭教師をしてもらうのは、とても有意義なことだ。

彼女のレジュメには、次のような自己分析が書いてあった。

忍耐力/積極性/気さくさ/共感力/潔癖さ/柔軟性/高いモチベーション

できれば毎日でも来てもらいたい。そして娘には、親よりも歳の近いお姉さんに早くなついて、彼女からできるだけ多くのことを学んでほしい。中国語だけでなく、いい先輩をモデルにして、「人生」を学んでほしい。

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