世界で一番大きい噴火はいつ、どこで起きたか
火山国で暮らす私たちが知っておきたいこと(2)
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火山の多い国第1位はどこ? 世界中にある火山の数は? 日本でも超巨大噴火が起こる可能性はあるのか? 火山にまつわる素朴な疑問を解く。

このたび刊行される日本火山学会編『Q&A 火山噴火 第二版』から、誰もが気になる疑問をピックアップ、6日連続で本書の一部を特別公開します(第2回)。 【→第1回はこちら


【Q22】 日本は有数の火山国と聞いていますが、火山の多い国ベスト5はどこでしょうか? また、世界中にはどのくらいの火山があるのでしょうか。

――A 活火山の多い国ベスト5は、アメリカのスミソニアン博物館の資料によれば、アメリカ合衆国(178)、ロシア(150)、インドネシア(140)、日本(129)、チリ(104)の順ではないかと思います。これらの火山は太平洋を取り囲むように連なり、アメリカの場合はアリューシャン列島とアラスカに多く、ロシアの場合は千島列島とカムチャツカ半島に集中しています。

また同じ資料には、世界中で1500ほどの活火山が記載されています。

注意しなければならないのは、活火山の定義が国によって異なることです。
日本では過去1万年間に噴火した火山、および現在も地熱活動の活発な火山を活火山としています。

国際的にも、おおよそ過去1万年間に噴火した火山を活火山と認識する傾向になってきています。この定義に基づく数え方によると、日本には現在、110の火山があると気象庁は発表しています。

世界の火山分布地図