雑誌 企業・経営
社員5000人中3000人が外国人! 超グローバル企業をどうマネジメントするか?
CAC Holdings 酒匂明彦社長に聞く

ソフトウェア開発企業として約50年の歴史を持つCAC。グループ会社含め、約5000人の社員のうち約3000人が外国人、新入社員もほぼ半数が外国人という超グローバル企業である。同社社長と、グループ会社を傘下に収めるCAC Holdingsの社長を兼務するのは酒匂明彦氏(55歳)だ。

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さこう・あきひこ/'60年、神奈川県生まれ。'83年、慶應義塾大学法学部を卒業し、同年、コンピュータアプリケーションズ(現CAC Holdings)入社。'00年に執行役員SI推進本部長兼金融システム第一事業部長へ就任。その後、取締役兼執行役員経営統括本部長などを経て'11年より現職

世界的

弊社は金融、サービス、製造業など、様々な企業の業務用システムを開発・運用しています。中でも医薬品開発分野に精通しています。

薬の効果は人種によって異なる可能性があるため、各国の膨大な症例を収集・解析する必要があります。また、医薬品として承認を得るために必要なデータは国により異なるため、申請にはそれぞれの国の規制に従う必要があります。

国内はもちろん、これらグローバルなシステムでも、弊社は力を発揮します。

端緒

社員の国籍は日本国内勤務者だけでも約20ヵ国にのぼり、その多くがアジア諸国です。日本に来ている留学生には、非常に志が高く優秀な人が多い。

また、弊社の顧客企業も、元は日本企業でありながら現在はシステムの統括拠点が海外にある、といった企業が増えています。

今後もグローバル化とIT化は進んでいく……というより、今はまだ端緒についたばかりかもしれません。最近のニュースも、IoT、自動運転車、ビッグデータ、ロボット、ドローンなど、グローバルに展開する技術ばかりですからね。

ラマダン

外国人社員が増えても特に混乱はありませんでした。弊社のカフェテリアでは様々な言語が飛び交っていますが、みんな、「あの人はラマダン(イスラム教徒の義務で日の出から日の入りまで飲食を絶つ)だから」などと配慮しあっています。

今年は思い切って、日本語が話せない社員も採用しました。社内通知などの英語化は進めたものの、日本語だけのものも社内には残っていて、これらが英語に換わるきっかけになるかな、と思っていましたが、みんなが仲良く日本語を教え、私のアテは外れてしまいました(笑)。