[プロ野球]
佐野慈紀「山田&柳田、トリプルスリー達成の可能性」

山田、柳田、秋山の共通項

 プロ野球は優勝争い、クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境に入ってきました。と同時に注目されるのが個人記録です。バッターでは東京ヤクルトの山田哲人と、福岡ソフトバンクの柳田悠岐が久々のトリプルスリーを達成できるか期待が高まっています。

 山田も柳田も、現状で抑える方法を見つけるのは「無理」と言っていいでしょう(苦笑)。2人に共通しているのは三振を恐れず、スイングしてくること。バッテリーとしては三振をとれる可能性もあるため、ついつい勝負してしまうのです。

 また山田には畠山和洋、柳田には内川聖一、李大浩と後ろに強打者が控えており、勝負せざるを得ない面もあるでしょう。思い切りが良く、打てるポイントは逃さず打ってきますから、余程のスランプやケガがない限り、トリプルスリー達成の可能性は高いのではないでしょうか。

 特に山田は首位打者や打点王争いにも顔を出し、三冠王も視野に入れています。彼が三冠王を獲るほどの活躍をみせ、打率トップを競う川端慎吾、打点1位の畠山も負けじと数字を伸ばせば、ヤクルト打線はより活発になります。それはすなわち、セ・リーグのペナントレースを盛り上げることにつながるはずです。

 バッターで、もうひとりスポットライトを浴びているのが、西武の秋山翔吾です。今のペースで打ち続ければ、シーズン200安打の達成はもちろん、マット・マートン(阪神)の最多記録(214本)も塗り替えそうです。

 彼も山田や柳田同様、どんどん振ってくるところがピッチャーとしては厄介です。ピッチャーにとってはイヤなのは空振りを嫌がらずにスイングしてくるタイプ。かつ、タイミングを崩されにくい点が、これだけのヒットを量産している要因でしょう。