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グーグル再編の意味
〜ふつうの大企業になるのか、それとも……

9月1日に発表されたグーグルの新たなロゴ

グーグルが完全子会社の一つになった

8月10日に、グーグルが大幅な機構改革を発表した。

持ち株会社「アルファベット」を創設して、同社は傘下の完全子会社の一つになる、という内容だ。

コア事業の検索や広告は新グーグルが継承し、自動運転車やロボットなど、これまで「グーグルX」と呼ばれてきた次世代技術の開発、「キャリコ」といった医療関連の取り組み、スマートホームの「ネスト」などは、複数のベンチャープロジェクトとしてアルファベット傘下にスピンオフする。

創業者の一人、現グーグルCEOのラリー・ペイジが新会社アルファベットのCEOとなり、共同創業者のセルゲイ・ブリンが社長、現グーグル会長のエリック・シュミットは会長となる。

グループ内で最大の事業会社かつ当面の稼ぎ頭であり続ける新グーグルのCEOには、上級副社長のサンダー・ピチャイが就任する。

ラリー・ペイジの後継者となったサンダー・ピチャイ〔photo〕gettyimages

サンダーは1972年インド生まれの43歳。筆者がグーグルに「プロダクト・マネジャー(PM)」という職種で入社した時には、本社で検索等を担当するPMの一人だった。親切で頭が良く、現場の話を丁寧に聞いてくれるグッド・コミュニケーターだ。

マイクロソフトがスティーブ・バルマーの後継者を探していた時には、彼の名前も取り沙汰された。また、ツイッターから熱烈なラブコールを受けたこともある。クロームブラウザや、クロームOSの開発をリードした後、アンドロイドの開発なども任され、その頃から、ラリーの後継者本命と目されてきた人物だ。