オックスブリッジを経験した100人が伝えた、世界有数の名門校で学ぶ価値
ケンブリッジ大学 Photo by iStocks

2014年9月から1年間、オックスフォード大学とケンブリッジ大学の在校生・卒業生のリレーで続けてきた「オックスブリッジの流儀」も、50回を迎える本記事が最終回となる。今回は「あとがき」のようなかたちで、この連載を通じて伝えたかったことを振り返らせていただく。

「海外=アメリカ」ではない! イギリスの魅力をもっと伝えたい

「最近『ハーバード流〇〇カ』みたいな言葉をよく目にする。海外に関心が向いているこの機会に、もっとイギリス、特にオックスブリッジならではの魅力を知ってほしいよね。」

はじまりはそんなやりとりだった。ケンブリッジ大学の学生と若手研究者で、オックスブリッジの良さを伝え、より多くの学生に海外で活躍するチャンスをつかんでほしいと熱く語り合った。

グローバル人材が社会に求められるようになり、海外に興味を持つ人が多い今こそ、「海外=アメリカ」ではなく、イギリスにも目を向けてもらいたい。そのために、オックスブリッジで得た極めてユニークな学問的・社交的経験を「中にいる」人間として、社会に発信することには意義があるんじゃないか。

しかし現在、オックスフォード大学とケンブリッジ大学に通う学生は両大学を合わせても100名もいない。少ないうえに、学部、修士、博士という段階も違えば、独特のカレッジ制度により学校生活から得られる体験にも差がある。そもそも異なる2つの大学である。そのため、誰か一人がその魅力をすべて伝えきることは難しい。でもだからこそ、その貴重な100人が集まれば実現することも可能なはずだ。

飲み会をきっかけに、そんな思いを膨らませて、昨年8月、「オックスブリッジ100人委員会」を発足させた。そして、その1ヵ月後に本連載「オックスブリッジの流儀」がスタートした。

イギリスの名門校を経験した100人が集結!

「オックスブリッジ100人委員会」と名乗っておきながら、実は発足当初のメンバーはたったの4人しかいなかった。あれから1年、ほぼ毎週記事の配信を続け、最終回を迎える今、メンバーの登録は103名(オックスフォード52名、ケンブリッジ58名、一部重複あり)となり、名実ともに「100人委員会」となった。専攻や学位の異なる非常に多様なメンバーが集まった。メンバー内訳は以下をご覧いただきたい。

オックスフォード大学52名、ケンブリッジ大学58名とほぼ均等に分布し、また学士、修士、博士入学とポスドクまで幅広いステージのメンバーが集結した。
学部も理系(Natural Scienceなど)と文系(Social Scienceなど)が半々に分布し、留学期間もほぼ2年以上のメンバーが集まるなど、みなオックスブリッジでの独自の経験をしたメンバーが集まった。留学年度はやや新しい現在20代から30代前半が主体となった。