企業事例で見るフェイスブックページのキャラクター活用
筆者のニュースフィード画面。配信される情報は自動で選別されている

 あまり知られていないことですが、フェイスブックのニュースフィードは独自のアルゴリズムによって「重み付け」がなされており、「いいね!」を押してファンになってもらっても、情報が全くユーザーに配信されないケースがあります。フェイスブック側で計算した「ユーザーにとって重要と思われる情報」が、自動的に優先配信される仕組みになっているのです。

 自社のファンとなったユーザーに、より確実に情報を配信するためには、「コメント」や「いいね!」のクリックなどを行ってもらい、ページへの関与度を向上させる必要があります。ページへの関与度が高まれば、フェイスブック側で「重要な情報」という判断がなされるようになり、ユーザーのニュースフィードにより多く配信されるようになります。

 とはいえ、ユーザーにコメントや「いいね!」というアクションを取ってもらうことは容易ではありません。今回の記事では、幾つかの企業が実践している「キャラクター活用」というアプローチから、ユーザーの関与度を向上させるヒントを見出したいと思います。

高い人気を誇るキャラクター活用ページ

 伊藤ハムのフェイスブックページは、企業のページの中でも群を抜いてユーザーの関与度が高いものとなっています。盛り上がりの鍵は「ハム係長」というキャラクターです。

 多くのユーザーが「ハム係長」に対するメッセージを能動的に書き込んでおり、ハム係長からのコメントには数多くの「いいね!」が集まっています。キャラクターを立てずに「伊藤ハム」としてページを運用した場合では、決して得られない関与度の高さと言えるでしょう。

企業ページで活用されているキャラクター

 大企業では14,000人を超えるファンを集めるローソンもまた、キャラクターを活用しています。「ローソンクルーあきこちゃん」というキャラクターが新商品やニュースなどを紹介する、というアプローチを取っています。4コマ漫画も展開し、力の入れ具合が伺われます。

 伊藤ハム、ローソンはキャラクターを「演じ」ながらユーザーとのコミュニケーションを行っている事例ですが、同じく高い活性度を誇るSUUMOのページでは、キャラクターを全面に押し出しながらも、投稿はあくまで「編集部」が行っている、というスタンスが貫かれています。キャラクターの活用というと、社員がキャラを「演じる」必要があると思ってしまいがちですが、必ずしもその必要はないということが分かる良い事例かと思います。

 大企業以外の事例としては、本連載でも何度か取り上げた「ツイッターでモノをあげたりもらったりできるサービス」であるLivlisもまた、キャラクターを押し出した運用を行っています。

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