世界同時株安は一服、しかし"チャイナリスク”が消えたわけではない!
今後考えられる最悪のシナリオは?
〔photo〕gettyimages

中国政府のコントロールの限界を露呈

中国政府が矢継ぎ早に対応策を打ったこともあり、とりあえず世界同時株安は一服したようだ。

ただ、中国経済が抱える問題が片付いたわけではない。“チャイナリスク”は残ったままだ。今後、数年というスパンで見ると、中国の経済や政治体制などの問題点が表面化する可能性は高い。それは、世界経済にとって無視できないリスク要因だ。

今回の金融市場の混乱の中で一つ明確になったことがある。それは、中国政府の慌てぶりだった。なりふり構わぬ強引な株価押し上げ策や、突然の為替レートの実質的な切り下げなどは、明らかに中国政策当局のコントロールの限界を露呈していた。

今まで中国政府は、何事も力づくで抑え込むことができると見られてきた。しかし、足元の景気減速や株式市場の混乱は、中国政府の力が及ばない分野があることを明確に示す結果になった。

今後、何かのきっかけで中国の問題が顕在化した場合、今回の世界同時株安を上回る混乱が発生することも想定される。

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