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皇后・美智子さま80歳
「国母」として「姑」として、ご心痛の源はどこにあるか?

皇室に嫁いで56年、そのストレス多き日々を考える
〔PHOTO〕gettyimages

検査の結果、ストレス性「心筋虚血」と診断された皇后さま。傘寿を過ぎた体で、連日の公務をこなす御姿は自己犠牲の精神にあふれている。決して表に出されない「ご心痛」の源はどこにあるのか?

新幹線ホームでの異変

「これまで何十回と両陛下が東京駅で新幹線に乗られる様子を拝見してきましたが、7月26日の愛知御行啓の際の様子は異様でした。皇后陛下はいつも自分の足で階段を上られて、ホームで見送りにきた人たちに手を振られる時間を取るのですが、あの日はエスカレーターを使用し、ホームに着いたらそのまま列車にお乗りになった。お召し車両の位置も通常と異なり、エスカレーターのすぐそばで、よほど体調が優れないのだとお察ししました」(皇室ジャーナリスト)

皇后さまが体調を崩され、国民のあいだで不安が高まっている。

7月29日、宮内庁皇室医務主管が、6月末より胸痛の症状がみられ、7月24日に24時間心電図検査を受けていたことを発表した。やはり、26日からの公務は体調不良をおして行われていたのだ。

8月9日には冠動脈CT検査を受け、冠動脈の3ヵ所に狭窄が見つかった。心筋虚血が疑われるという所見で、過度のストレスや激しい運動は絶対に避けなければならない旨が医師から宮内庁に要請された。これを受けて8月13日、宮内庁の風岡典之長官は、行事の間隔を空け、私的活動の時間を増やすなど、皇后さまのストレス軽減策を取ることを発表した。

皇室ジャーナリストの神田秀一氏は語る。

「6~7月に、皇后陛下は実に48回もの公務をこなされています。これは80歳を超えた肉体には激務以外のなにものでもありません。

公務の他にも、天皇陛下は内閣からくる膨大な書類に目を通し、署名・捺印する国事行為があります。天皇陛下に忠実で、我慢強い皇后陛下は、国事行為のあいだも控室でじっと待っておられる。加えて宮中祭祀もあり、その多忙と重圧は並大抵のものではない」

皇后は最近、近しい方に電話で「テニスができなくなりました。これからは侍医に相談しなければ、飛行機にも乗れませんので海外公務もままなりません。歳には勝てませんね」と漏らされたという。