【沿線革命057】
「北斗星」墜つ 新たな時代のブルトレは夜行寝台新幹線!

8月23日朝の上野駅、巨大な「北斗星」が墜ちる場面に多くの人が立ち会った。(2015年8月23日、東京新聞写真部ツイートより)

「北斗星」の運行終了により、ブルトレの歴史は終わってしまうのか。いや、夜行寝台新幹線が、新たな時代のブルトレの歴史を創るはずだ。

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いったん歴史を閉じたブルトレ

上野と札幌を結ぶ夜行寝台特急「北斗星」は、さる3月のダイヤ改正で定期運行を取りやめた後、ほぼ週に3往復、臨時列車として運行していた。

そして、さる21日の晩が上野→札幌、22日の晩が札幌→上野の最終運行となった。それらの出発、到着、沿線ともに多数の人が別れを惜しんで集まり、23日の朝の上野駅が、フィナーレとなった。

これにより、1958(昭和33)年に登場した20系客車による寝台特急「あさかぜ」(東京-博多)を起源とするブルートレイン(ブルトレ)の歴史は幕を下ろした。

実はまだある夜行寝台列車

夜行寝台特急としては、東京-高松・出雲市の「サンライズ瀬戸・出雲」がある。東京-岡山では併結している。客車でなく電車なので、ブルトレとは呼ばれない。

東京と高松・出雲市を結ぶ「サンライズ瀬戸・出雲」(2008年8月、東海道本線 早川-根府川にて、ウィキメディア・コモンズより)

下りは関西地区に止まらないが、上りは三ノ宮0:13発、大阪0:34発、東京7:08着で、関西→首都圏の深夜の移動に便利である。

また、夜行寝台列車としては、青森-札幌を結ぶ急行「はまなす」がある。特急でなく急行なので、ブルトレとは呼ばれない。

青森と札幌を結ぶ急行「はまなす」(2007年9月、青森駅にて、ウィキメディア・コモンズより)

東北新幹線と組み合わせて、下りは東京18:20→札幌6:07、上りは札幌22:00→東京9:23の移動ができ、想像よりは便利である。

起終点を青森でなく新青森として東京-札幌の所要時間を30分くらい短くし、下りは出発を2~3時間遅らせ、上りは同じ発時刻で東京着を15分くらい早めれば、もっと便利になる(ただし、来春北海道新幹線が開業することで、廃止になるかもしれない)。