TVドラマ低視聴率の原因は「脚本」にあり!
〜『HEAT』『エイジハラスメント』に見る世界観の決定的な古さ

「HEAT」HPより

フジの足を引っ張る関テレ制作のドラマ

「最近のドラマ制作者はネット上の風評を異常なまでに気にする」と、ある民放の幹部から教えられた。ネット上の評判が悪いと、目に見えて視聴率が落ちていくからだという。

ネットの悪評に抵抗しようと、自分で「このドラマは面白い」などとツイッターで発信する制作者までいるそうだ。まるでサクラだが、無数の声に抗うのは無理だろう。 

ネット上での評判が悪く、視聴率も散々なのがフジテレビ系の『HEAT』(火曜午後10時)である。7月14日の第2話で早々と3.9%を記録して以降、8月18日の7話まで2%台~4%台。スポンサーは怒り心頭だろう。

フジも怒っているに違いない。このドラマの制作は系列の関西テレビで、フジは中身とは無関係なのだから。やはり関テレが制作し、同じ枠で6月まで放送されていた『戦う!書店ガール』も低視聴率で、評判が悪かった。最近の関テレのドラマは、復活を目指すフジの足を引っ張ってしまっている。

主人公・池上タツヤを演じているAKIRA(33)も怒っているのではないか。AKIRAが良い役者なのは間違いない。園子温氏が脚本を書き、監督した映画『ちゃんと伝える』(2009年)を見れば一目瞭然。その演技は素晴らしかった。父親(奥田瑛二)がガンと分かった矢先、自分も末期ガンの診断を下される男の役。余命と向き合う男を見事に演じ、見る側の胸を揺さぶった。『HEAT』の大惨敗はAKIRAの責任ではない。

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