生理不順、不正出血……
あなたの子宮は子どもを産める?

【働く女性の保健室】知っておきたい生理と排卵の仕組み
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31歳からの子宮の教科書』宗田聡著から抜粋

生理が毎月こない、不正出血がある…働く女性のからだの悩みについて、産婦人科医・宗田聡先生が解説します。

生理は妊娠するためのリセット

みなさん、生理の仕組みを知っていますか? いつか子どもを産みたいを思っている方は特に、この仕組みを知っておくことが大切です。

この地球上で生きているものはすべて、自分と同じ種族を残そうとします。それは、私たちヒトも同じです。年頃になると子孫を残す、つまり子どもをつくる準備が女性の身体に始まります。

卵巣から卵が出て(排卵)、精子と卵子が一緒になり、子どもの素となる受精卵ができると、それは卵管から子宮に向けて下りてきます。 すると、子どもを宿す働きを持つ子宮は、内膜が厚くなっていきます。まるでフカフカのベッドのように変化して、受精卵が子宮内に落ち着く(着床する)のを待ちかまえているのです。

ところが、そう毎月毎月、妊娠するわけではありませんよね。受精卵ができなかったり、子宮内に下りて来なかったりすると、次の新しい受精卵のために、内膜を一斉にはがし落とします。これが生理です。用意していたフカフカベッドのシーツを全部はがして、次に備えて新たにベッドメイキングをするのです。

頭からの命令がなければ生理は来ない

では、生理が遅れる、あるいは来なくなるのは、どうしてでしょう。いろいろな理由がありますが、多くは何らかの原因によって、頭(脳)から出ている指令がうまく子宮や卵巣に伝わらないため、内膜がいつものように、スケジュールどおり、順調に厚くならないことが挙げられます。

ただ、細胞はみな生きていて、どんどん増えていきますから、いつかどこかのタイミングで、厚くなった内膜が、崩れ落ちるようにはがれてきます。それが、生理時ではないときの「不正出血」として見られるのです。