上司から「それで?」と言われてしまう残念な人の共通点
「ビジネス説明力」養成講座【第4回】
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求められていること、言いたいことを整理する

意見を求められたときに、自分の頭の中を整理して言葉に出すことは必須です。自分が伝えたい結論、さらには結論の数を捉えておくことが重要です。

しかし実は、それよりも前に、自分の中ではっきりさせておかなければいけないことがあります。それは、「目的」です。

「伝える内容(何を伝えるか)」よりも前に、「伝える目的」があるはずです。「何のために伝えるのか」「何をしたくて伝えているのか」、これをはっきり捉えておかなければいけません。

コミュニケーションには必ず目的があります。そして、その目的に沿った言葉・文章を投げかけないと、相手に適切に伝わりません。単に言葉を発しても、その目的を明確に捉えていなければ、目的が達成できず、結果として意味のないコミュニケーションになってしまうのです。

あなたの目的は? ~相手に何をしてもらいのか

あなたが話をする目的は、単に感想を伝えたいだけかもしれません。もしくは、自分の考えを伝えて、相手に何かを提案したいのかもしれません。自分の考えを共感してもらうこと、もしくは、相手を説得して何らかの行動をとってもらうことが目的かもしれません。

感想を伝えることだけが目的なら、自分が思っていることを言って、「以上です」で終わってもいいでしょう。しかし、感想や判断を伝えたうえで、相手に何かをしてもらいたい場合は別です。

「これについてはこう思います」で終わってはいけません。「これについてはこう思います。だから、再検討をお願いしたいのです」といわなければいけません。

いろいろ情報を伝えたうえで、「これをこうしていただけませんか?」と、相手にしてもらいたい行動を提示する必要がありますよね。