【沿線革命056】
夜行寝台新幹線なら、こんなに時間を有効活用できる!

夜行寝台新幹線が実現すれば、夜の会合に参加した上で熟睡して移動でき、翌日は朝から元気に活動できる。(独自に作成)

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夜行寝台新幹線の提案に対し、強い期待と否定意見の両方が集まった。今回は、実現したら非常に便利なこと、また問題なく実現できることを解説しよう。

各所を駆け回る人には画期的なサービス

「夜行寝台新幹線の導入を」という提案に賛成して下さる方の多くは、年中、各所を駆け回っているという共通点を持つ。

寝ている時間を有効活用して移動でき、しかも早朝に起きる必要がなく体力を温存できる。自分の行動に重ねてそのことを具体的にイメージできる方が、ぜひ実現して欲しいと強く希望している。

【055】では、お盆や年末年始、ゴールデンウィークの最繁忙期の輸送力を増強する方策として提案したが、利便性の高さから、毎日の運行としたい。将来、寝台車を新造した場合は、限られた日のみの運行では投資回収できないので、その点でも毎日の運行が好ましい。

東京で夜の会合、翌朝に大阪で会合!?

首都圏の人が大阪に出張するとしよう。朝から大阪都心で会合があり、前日夜には東京都心で会合がある、あるいは仕事が張って遅くまで職場にいなければいけない場合、どうするか。

当日の朝に移動するとしたら、新幹線の始発は東京6:00発、新大阪8:24着。品川・新横浜それぞれ6:00発もある。飛行機の初便は羽田6:15発、伊丹7:25着だ。

いずれも9時前に大阪都心に着けるが、4時過ぎに起きて5時前に家を出るといったことになる。前日の帰りが遅ければ、睡眠を3~4時間くらいしか取れない。自宅が新幹線駅や羽田から遠いと、さらに大変だ。

それではきついので、前泊するとなると、新幹線の終列車は東京21:23発、新大阪23:45着。夜の会合を中座した上に、大阪でベッドに入れるのは1時といったところだ。

飛行機の終便は、羽田19:20発とずいぶん早い。仕方ないので関空便を使うと21:30発で22:45着。新幹線の終列車より、さらに早くに都心を離れねばならず、それでも大阪でベッドに入れるのは0時過ぎだろう。

前泊は初列車・初便での移動よりは楽だが、本当に便利とは言えない。大阪でのホテル代もかかる。

東京での夜の会合に出る、あるいは夜遅くまで仕事をした上で、翌朝の大阪での会合に出るのに、夜行バスを使う手がある。東京・大阪とも何箇所もの乗降場所がある。多数の便が21~24時の間に出発し、6~9時の間に到着する。運賃も非常に安い。

しかし、体力的には大変だ。2列シート等のゆったりした座席もあるが、なかなか熟睡できるものではない。交通事故や大幅遅れのリスクもある。翌日が大切な仕事の場合は選択したくない。

それらと比べ、東京・品川・新横浜を6時に出発する列車を20時頃からホームに留置し、都合の良い時刻に乗れることにすれば、圧倒的に便利だ。東京での夜の会合と翌朝の大阪での会合の両方に、無理なく参加できる。

当座は現行の座席車で運行するとして、ゆくゆくは寝台車を新造し、本当に熟睡できるようにしたい。