自然災害や犯罪から都市はどう復活すればよいのか? 世界100都市に学ぶ”レジリエンス”
100 Resilient Citiesに認定された富山市が運営するコミュニティバイクシステム「シクロシティ」

世界中で広がる”レジリエンス”

「自然災害や社会的犯罪、恐慌など、物理的・社会的・経済的に深刻な事態が発生しても、これらが都市に与える影響を最小限にとどめ、都市としての機能を維持しながら、しなやかに復活できる力」は"レジリエンス(resilience)"と総称され、場所や規模を問わず、あらゆる都市にとって、不可欠な要素です。

昨今、世界各地で、レジリエンスを強化するための取り組みが広がってきました。先日、記事で採り上げたスウェーデン南部マルメ(Malmö)の「Resilient Regions Association」も、このテーマに特化した地域レベルのプラットフォームの一例です。

このような動きに呼応するように、米ロックフェラー財団(Rockefeller Foundation)は、2013年、100万ドルを投じ、世界の都市を対象に、レジリエンス向上への取り組みを支援するプログラム「100 Resilient Cities(100レジリエントシティ・100RC)」を創設しました。

100RCは、2013年から2015年までの3年間で、このプログラムに参加する100都市を認定。各都市でレジリエンス向上を主導する"Chief Resilience Officer(最高レジリエンス責任者)"の任命や組織体制の整備、都市のレジリエンス強化を盛り込んだ都市計画の立案などを、財政面や専門的な知識・ノウハウからサポートするとともに、各都市の人材をつなぐグローバルなネットワーキングの場を提供しています。