週刊現代
政府がどんな策を弄しても、辺野古に基地は造れない〜その簡単な理由
弾圧は抵抗を呼び、抵抗は友を呼ぶ

辺野古・主義(イズム)を超える海

アジサシ〔PHOTO〕gettyimages

政府と県民がぶつか合う現場の海へ

アジサシという鳥をご存じだろうか。白いユリカモメを小さく、鋭くした体形で、空から急降下して海中の小魚を捕る。

その手並みの鮮やかさ。海面から空に戻るアジサシの嘴(くちばし)に咥えた小魚の鱗が輝いている。

「オスは、ああやって捕った魚をメスにプレゼントするんですよ」と、船長のアシスタントを務める女性が説明してくれる。

アジサシは渡り鳥だ。冬はオーストラリアで過ごし、夏場になると沖縄にやってきて無人島などで卵を産み、子育てする。

でも、真夏の沖縄はひどく暑い。せっかく産んでもゆで卵になるんじゃない? 同船した琉球新報の若い記者は以前、小学生にそう聞かれ「親が海水を運んできて卵を冷やすから大丈夫なんだよ」と答えたのだと言う。

申し遅れたが、私は沖縄県名護市の大浦湾の沖合に来ている。米海兵隊の新基地建設をめぐって、政府と県民が真っ向からぶつかり合う現場である。

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