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腰痛の「最終兵器」から片頭痛の特効薬まで 
部位別「つらい痛み」がウソみたいに消えるクスリ

専門医は知っている
〔PHOTO〕gettyimages

この痛みさえなくなってくれれば、人生はもっと楽しくなるのに。そう思いながら、毎日顔をしかめて耐えている人がどれだけいることか。あなたの症状に、本当に効く「パートナー」を見つけよう。

片頭痛には「これ」

バファリン、ロキソニン、イブ、ナロンエース、ノーシン……。薬箱の中に、いろんな痛み止めの薬が入っているという読者は多いことだろう。そして「どれが効くのかよく分からないまま、なんとなく飲んでいる」「どれを飲んでも効かなくなってしまった」という悩みを抱える人も、また多い。

耐えがたい痛みで夜も眠れないとき、とりあえず何を飲めばいいのか。病気そのものを治さなければいけないのは分かっているけれど、とにかくこのつらい痛みを消すには、どうしたらいいのか——。本誌は今回、頭痛・腰痛・肩の痛み・ひざの痛み・そして歯の痛みの5つの部位別に、専門医への取材に基づいて「本当によく効く痛み止め」を徹底的に吟味した。

まずは、おそらく最もたくさんの人が苦しんでいる頭痛だ。日本頭痛協会の調べによれば、日本人の「頭痛持ち」は3人に1人、推定4000万人にものぼる。東京頭痛クリニック理事長の丹羽潔医師が解説する。

「最近は市販の痛み止めを飲み過ぎて、逆に頭痛になる『薬物乱用頭痛』を訴える人が増えています。慢性頭痛を持っていて、市販薬を月に10日以上飲んでいるという人は要注意です」

市販薬と処方薬には、実は大きな違いがある。

市販の鎮痛薬は「複合鎮痛薬」といわれ、いろいろな痛み止め成分が入っている。こうした複数の成分がぶつかり合ってしまい、新たな頭痛の原因となるのである。

一方、医師が処方するボルタレン錠剤などの処方薬は、有効成分の純度が高い。市販薬で頭痛が消えないという人は、本当に効く薬を処方してもらうためにも、まずはきちんと医師にかかり、自分に合った薬を処方してもらうのが先決だ。

「軽い頭痛であればまずロキソニンを使いますが、効かなければブルフェンというイブプロフェンが主成分の薬や、ナイキサンという薬を使います。

すでにたくさん頭痛薬を飲んでいる『薬物乱用状態』の方で、どうしても痛み止めが必要な場合にはセレコックスやモービックなどの『COX-2阻害薬』という薬を使うこともあります。これらの薬は胃に負担があまりかからないのですが、頭痛に関しては保険がききません」(前出・丹羽氏)