【沿線革命055】
新幹線の夜行運行でお盆の混雑は解消できる

山陽新幹線と東北新幹線の事故対策も
新幹線のお盆や年末年始、ゴールデンウィークの混雑は多くの人の悩みの種。部品落下や金属板舞い上がりの事故も心配だ【PHOTO】gettyimages

新幹線のお盆の混雑解消に、夜行寝台新幹線を提案しよう。さらに、先日の山陽新幹線と東北新幹線の事故対策も示したい。

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お盆の混雑はまだまだ解消できる

このお盆に、新幹線で帰省または観光地へ出掛けた(これから出掛ける)人も多いだろう。長時間乗るのに、座席はぜひとも確保したい。

ネットでのチケット購入が増えたものの、窓口で指定席を購入するには駅で、自由席で座席を確保するには始発駅のホームで、長時間行列しなければいけない。

指定席を購入するのに駅で長時間の行列(2015年7月29日、蒲田駅にて)

私が子供の頃は、お盆と言うと、上野駅で出発時刻の何時間も前から指定された場所でゴザを敷いて待ち、それでも座れるかとソワソワしたものだった。

お盆のピーク時間帯は、1時間にのぞみ10本、ひかり2本、こだま2本、計14本の運行(公開データから作成、行先は時間帯により一部異なる)

昔と比べれば新幹線網が充実し運行本数も増えたので、指定席は取りやすく、自由席も着席しやすくなった。例えば、東海道新幹線の東京駅の8月11日から13日の7時台から11時台の5時間の時刻表である。

1列車当たり1,323座席あり、1時間で2万座席近くだ。マイカーの平均乗車人員は1.3人なので、15,000台分だ。高速道路の1車線当たりの交通容量を1時間1,000台とすると15車線分となる。

お盆の時期はマイカーの乗車人員が多いとはいえ、10車線分くらいにはなる。鉄道も、定員以上乗る場合がある。ざっと見て、鉄道の線路1つで高速道路10車線の能力を持つ。鉄道の効率の高さ、道路交通の効率の低さがまざまざと分かる。

信号システム上は10分間に3本、1時間に18本まで運行可能だが、現行よりさらに増やすには、折り返しの車両整備が容易でない。また車両の増備も必要となる。そこで、夜行列車を運行することを提案する。