ドイツ
ドイツ市場にクーラーを売り込むなら今がチャンス 今年のドイツは暑くて、暑くて、暑くて、暑い!
〔PHOTO〕gettyimages

エルベ川の水位は55センチ、「飢餓の石」も出現

7月5日に、観測史上最高の40.3度という記録が出たと思ったら、8月7日、またしても同じ温度が観測された。両方とも、南西ドイツのキッツィンゲンという土地での話。それにしてもドイツで40.3度とは、信じられない! 盆地のシュトゥットガルトも、もちろん、激しく暑い。

最近、異常気象が多い。ドイツ気象局によると、干ばつ、暴風、猛暑、豪雨、雷雨、洪水などすべてが増えており、2015年の異常気象による被害は、1980年の4倍になっているという。今年はとくに南ドイツで雨が降らず、干ばつが続いている。

気象局の話では、バイエルン州北部、ザクセン州からブランデンブルク州にかけて、地面の乾燥度が過去50年来で一番ひどい状態になっているという。先日からスペインではひどい山火事が複数起こり、観光客が泊まるホテルまで焼けているが、ドイツの森も、いつどこで山火事が発生してもおかしくない状態らしい。

ザクセン州とザクセン・アンハルト州、そしてハンブルクと流れるエルベ川は、2年前に世紀の大洪水を起こし、今もその復興が終わりきっていないというのに、今年は大干ばつに見舞われ、すでに一部、船が航行できない。マクデブルクでは、2年前は7.47メートルまで上がった水位が、現在のところ55センチ。水上警察は船を捨て、川沿いをパトカーで走っているとか。

エルベ川下りの船会社は、観光客の掻き入れどきだというのにずっと運休で大変困っているが、こればかりはどうしようもない。それどころか、大昔の大干ばつの時に、日付を刻んで川底に設置された大石、「飢餓の石」が水底から姿をあらわした。「飢餓の石」というのは、これが見えた年には大凶作になるので対策を考えろ、という警告だそうだ。昔の怨念がこもっていそうで、なんだか怖い。

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