たったこれだけ!
話を理解してもらうための「3つの鉄則」

「ビジネス説明力」養成講座【第3回】
〔PHOTO〕iStock by gettyimages

相手はあなたが話したいことをまだ知らない

よく、「結論から話せ」と言われますよね。ですが、これは半分は正しく、半分は間違いです。というのは、いきなり結論から言われても、それが"何の話の結論"なのかわからないからです。結論から伝えるべきなのは、相手が、今話している話題を知っている時だけです。

通常、みなさんが伝えたいことが何なのか、相手は知りません。プレゼンテーションのようにテーマを知ったうえで集まっている時は、わざわざ「今日はこれから、○○についてプレゼンします」と伝えなくてもわかるでしょう。

しかし、普段みなさんが何かを伝えるときは、ほぼ"いきなり"です。いきなり相手のところに行き、いきなり話しかけ、いきなり説明を始めます。そこでいきなり「ポイントは社風だと思うんです」と切り出しても、相手はみなさんが何の話をしているかわからず、まったく理解してもらえないでしょう。

これから何を話そうとしているのか、まずそれを伝えなければ、相手の理解度はかなり下がってしまうのです。

相手はまだ、その話を聞くことに合意していない

もうひとつ、ぜひ知っておいてください。

通常、相手はみなさんの話を聞く準備ができていないばかりか、みなさんの話を聞くこと自体に、合意していません。相手には相手の都合があります。相手がその時間にやろうと思っていたこともあるはずです。

そんな時に、いきなり話し始めるのは、他人の部屋にいきなり上がり込んで、いきなり一方的に演説をするのと同じです。相手はその話を聞きたいと思っていないかもしれませんし、もしくは「大事な話なので、後でじっくり聞きたい」と思っているかもしれません。

ここがプレゼンテーションとの大きな違いです。