東京都は政府・文科省と同じ轍を踏まない! 「情報公開」こそが東京五輪成功のカギだ
【舛添都知事日記】

東京のグランドデザインを考える

毎日暑い日が続く。この異常な猛暑が、5年後のオリンピック・パラリンピック東京大会のときも同様だということを前提にして、様々な対策を練っている。IOCの方針で、開催時期を変更する選択肢はないので、マラソンをはじめ戸外での競技について、アスリート、観客双方への配慮が必要となる。

今の時期は、世の中は夏休みであるが、国会も開いているし、都知事の私も諸課題の解決に向けて連日対応している。8月6日には、「東京のグランドデザイン検討委員会」の第二回会合を開いた。

初回と同じように、若手の論客に集まってもらった。藤村龍至、馬場正尊、久野譜也、小堀優子、林千晶、仲條亮子、安藤美冬、松尾豊の八人であるが、皆、独創的な発想を持った専門家であり、まちづくり、医療福祉、芸術文化、ビジネス、働き方、科学技術の分野で見解を述べられた。

2040年代を念頭に置いた東京のグランドデザインを考えるとき、老朽施設の活用・再生、運動不足の解消、茶道などに象徴される日本文化の見直し、個が主役になりイノベーションを生む都市への転換、働き方の改革、人工知能の活用などが重要な政策となることが、データを基にして説明された。たいへん刺激的な議論が交わされたし、グランドデザイン策定への大きなヒントが得られたと思っている。