【働く女性の保健室】避妊だけでなく、生理痛や子宮内膜症を防ぐ効果あり! 低容量ピルのすすめ

31歳からの子宮の教科書』宗田聡著から抜粋

今は妊娠はできない、生理痛がつらい…働く女性のからだの悩みについて、産婦人科医・宗田聡先生が解説します。

あなたの避妊方法、大丈夫?

男性の精子の構造はとても単純です。一度につくられる量も多いので、その中の1匹が元気だったら、妊娠することが可能です。男性の食生活の乱れや疲れ、年齢などにより、元気がない精子が増えることがあるとはいえ、精子が0にならない限りは、妊娠することができます。

そして、精子はその都度つくられます。よく「妊娠したかったら3日間禁欲しなさい」などと聞いたことがあるかもしれませんね。つまりどこかに精子をためておくところがあって、3日間分がポーンと排出されるイメージがあるのかもしれませんが、それは、思い込みです。「ためておいて放出したあとは精子が出ない」などということはありません。いつでも精子はつくられ、出ています。ですから、マンガのように、「2回目は大丈夫」などということはありません。

インターネットに書いてある情報を鵜呑みにしている方が多いので、間違った避妊法を実践していることが多いのでしょう。まじめな人ほど、大きな勘違いしているものです。実際、「生理が来ないんですけど」とおっしゃって病院に来る方に、自分で市販の妊娠検査薬で調べたのかどうかたずねると、「絶対避妊しているし、妊娠するはずないです」といい張る人もいます。

しかし、その避妊法を聞くと、明らかに避妊していないということがたくさんあります。ペニスは、勃起したときからチョロチョロと液が漏れていますが、その液にも精子はたくさん含まれています。大したことないと思っているかもしれませんが、その液だけで妊娠することはあります。 「いつも外に出してもらって中で出したことは一度もないから、絶対そんな(妊娠) はずないんだけど」という、いわゆる外出し法、「最後の時(射精)だけ着けずにセックスしてます」という方法がダメな理由がわかりますね。セックスが終わった直後にビデやシャワーで膣の中を洗っておけば大丈夫ということもありません。

精子はあっという間に膣を通り、奥まで入っていきますから、終わった後にあわて て洗っても間に合いません! 「終わった後コーラで洗えばオッケー」などといった 都市伝説はいうまでもありません。