人口減少時代でも価値が落ちない不動産の条件は?
【物件選びの知恵015】

人口減少で土地価格は下がり続ける可能性大

我が国の人口は、長期的に急減すると言われている。2004年をピークに減少トレンドに入り、2050年には、9515万人にまで減少する。2100年ころには明治時代後半ころの水準に戻るそうだ。

人口が減少していくとなれば、住宅に対する需要は徐々に低下していくことが容易に想定できる。恐らく、国内不動産価格は平均的に下がっていく可能性が高い。そんな中でも、不動産価格が下がりにくい街とは、どんな街なのだろうか。

青山、麻布、白金の形成過程を考えてみる

東京23区で考えてみると、明治時代は江戸時代の名残から、本郷界隈を中心とした山の手、浅草から深川といった下町がワンセットになって生活圏が形成されていたと言われている。そして、その後、鉄道網(路面電車)が発達し、現在の山手線の西側へ、住宅地が広がっていった経緯があるとされている。

明治44年当時の路面電車経路を見てみよう。

出典:近代デジタルライブラリー 昭和6年 東京市電局 創業20年史より

このころは、現在でいう外堀通り沿いと内堀通り沿い、それに本郷界隈から東の下町を中心に路線網が完成していたようだ。

ここで注目して頂きたいのは、三宅坂から青山に向けた路線と青山1丁目から赤羽橋に向かう路線だ。これまでの住宅街が西へ広がりつつあった時代と考えられる。

これら路線は、概ね現在の青山通り、外苑西通りあるいは外苑東通りあたりを通っていたようだ。