「食べる・動く・眠る」を見直せば、仕事の成果も上がり、寿命も延びる!
トム・ラス著『座らない! 成果を出し続ける人の健康習慣』より

はじめに

食べる・動く・眠る

自分の健康を決めるのは日々の「選択」です。きょう正しく選択すれば、あすを活力に満ちたものにできます。これを繰り返して好循環をつくれば、元気に長生きできる可能性がぐんと高まります。

現在あなたがどれほど健康であっても、日々の行動次第でもっとエネルギッシュになれるし、寿命も延ばせます。何歳であろうと、その気になればまさにこの瞬間から変化を起こせます。毎日どのように食べ、どのように動き、どのように眠るのがいいのか、少しずつでもいいからより良い判断を下していくのです。このように生活習慣を変えていくと、やがて想像もできないほどの成果が手に入るでしょう。

私自身の体験からも、正しい選択の積み重ねで人生を変えられると断言できます。

人生の転機

私が16歳の時のことです。友達とバスケットボールをしていると、視覚に何か異常を感じました。視界の中に黒くて丸い影を見つけたのです。最初は「いずれなくなるだろう」と思い、放っておきました。ところが、なくなるどころか悪くなる一方で、ついには母に事情を説明しました。すぐに眼科へ連れて行かれました。

丸い影は、左目の奥にある大きな腫瘍であることが判明しました。眼科医からは失明のリスクを指摘されました。それだけでも十分にショックなのに、続けて「ほかの病気の可能性もありますね」とも言われました。そこで血液検査を受け、数週間後に母と一緒に再び眼科を訪ねました。

すると、珍しい遺伝性疾患である「フォン・ヒッペル・リンドウ病(VHL病)」と診断されました。通常、VHL病は親からの遺伝で発生します。しかし私の場合、440万人に1人の確率で発生する新生突然変異でした。このような突然変異では強力な「がん抑制遺伝子」が機能せず、体全体にがん細胞が増殖します。

がん宣告された日のことは今も鮮明に覚えています。大きな木製デスクを挟んで眼科医と向き合い、説明を聞かされました。残りの人生でどうやってがんと闘い続けたらいいのかについてです。そのうち、胃が締め付けられるような痛みを感じました。何か安心させてくれるような説明も聞かせてもらえないものか・・・。そう途方に暮れていたとき、痛烈な一撃を食らいました。網膜に加えてこれからは腎臓、副腎、膵臓、大脳、脊椎にがんを患う可能性がある、と言われたのです。
 

座らない! 成果を出し続ける人の健康習慣』
著者:トム・ラス
翻訳:牧野洋
新潮社 / 定価1,404円(税込み)

◎内容紹介◎

一日6時間以上座ると、寿命が縮み、仕事力も低下する! 毎日健康に働き、成果を出し続けるためには、何を食べ、どんな運動をして、何時間眠ればいいのか---。著書累計600万部を超えるビジネスコンサルタントが「座り続けるのは喫煙よりも体に悪い」「睡眠不足は飲酒と同じ」「砂糖は毒物」など驚きの研究結果から導き出した、朝から最高の状態で働くための食事・運動・睡眠のルール。

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