イギリスでは「奨学生」はステイタス!? お金が理由で留学をあきらめるな!

オックスブリッジの奨学金案内
オックスブリッジ卒業生100人委員会

BCJAの活動を通じて見据えること

年に2回、英国留学者の交流会を開催しています。アカデミックな研究者のベースだからこそ、分野を超えた共同研究など、BCJAの繋がりを強化したいと思い取り組んでいます。

最近の悩みは、発足世代の高齢化が進んでいるためか、出席率が低下していることです。若い世代が参加し、BCJAの成果報告を発信していくことが、このささやかな奨学金活動を維持発展していく肝になると思っています。ブリテッシュ・カウンシルから証明書をもう発行しない、と言われることがないよう活動を続けていきたいです。

また、英国での留学経験を通じて、単なるスキルアップだけではなく、将来に役立つネットワーキングも経験できます。だからこそ、卒業後の日英交流の要を担ってほしい。ただ、日本の教育界も終身雇用ではなくなってきているので海外へ留学して見聞を広めるよりも、国内でのポジション争いに奔走している方が多い、と聞くこともあり、残念です。また、インターネットの普及により、海外にいかなくても文献等にアクセスできるので留学が必要ない、と教えている教育者も数多くいるようで大変驚いています。しかし、私たちはやはり自分で体験し住んでみるからこそわかることもあると思っているので、BCJAはこれからも世界に飛び立つ若者を応援していきます。

BCJA発起人の青柳昌宏氏は、若い研究者が英国で学ぶことの支援をする意義をわかりやすく説明してくれました。

BCJA奨学金概要

募集対象:原則として18歳以上の日本在住者で、英国の大学・大学院、研究機関、その他の学術研究施設に3ヶ月以上滞在し、研究・調査・勉学等の学術研究活動に携わる予定の者とする。(現在英国滞在者も応募可能)
募集人数:8名程度 (2014年度実績 6名)
特典:1件15万円の奨学金を授与、BCJAの奨学生であることの証明書をBritish Councilより発行
義務:BCJA奨学生の名に恥じない行動をとること、帰国後3ヶ月以内にレポートを提出 (BCJA Newsletterへの掲載を考慮します)、帰国後BCJAの会員となること

詳細はこちら→http://www.bcja.net/scholarship_guide.html

白鳥令(日本政治総合研究所理事長・インターネットコンテンツ審査監視機構代表理事、オックスフォード大学留学)
ブリテッシュ・カウンシル奨学生として、オックスフォード大学のペンブロクカレッジに留学。当時は二人目の日本人。当時は25歳から入学が可能だったので最年少で受験し合格。倍率は大変高く、合格率1% 以下(12名/ 1500人以上)の関門。また、実はフルブライト奨学金でハーバード大学にも合格したが辞退。なぜ辞退するのか?と聞かれ「オックスフォードに合格したから」といったら、「オックスフォードならしょうがない」と言われた。三笠宮様が、オックスフォードでの自己紹介で「I am the sun of the sun」といった、という噂話が当時オックスフォードで有名だったくらい、日本人は珍しがられました。帰国後、日英交流に貢献しようと思い、英国エセックス大学教授も引き受け、「日本研究」講座を発足させるなど、日英関係強化に取り組んできました。
西田宏子(根津美術館顧問、オックスフォード大学大学院卒)
数少ない女性のブリティッシュカウンシル奨学生として社会人を経て渡英。当時のブリテッシュ・カウンシル奨学金は、1年間好きなテーマで英国で研究することをサポートする奨学金で、日本陶器の研究目的で渡英し、その後オックスフォード大学院に入学。その後、白鳥令氏らとBCJAを発足。
青柳昌宏(産業技術総合研究所 つくばイノベーションアリーナ推進センター 連携推進ユニット長)
電総研(産総研の前身)の研究者として、超伝導コンピュータ研究で論文博士を91年取得後、94年にブリティッシュ・カウンシル奨学金により英国国立物理学研究所にて客員研究として、超高速信号計測技術の研究に従事し、帰国後、BCJAニューズレターを長年担当。現在、BCJA会長。
斉木臣二(順天堂大学・医学部・准教授、ケンブリッジ大学医学部にて研究)
BCJA奨学生として2005-2008年をケンブリッジ大学で医療遺伝学の研究に、臨床医として従事。帰国後、BCJAの事務局を担当。偉大なOBが発足した会ですが、若い人がさらに発展させていく役割があると感じ、石井加代子さん(BCJA奨学生)と二人で事務局の一部を担当。

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                                                    オックスブリッジ100人委員会より