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なぜ「メンヘラ女子」にハマってしまうのか?
〜男たちの心に巣食う"コンプレックス”の正体

二村ヒトシ×川崎貴子@新宿・ゴールデン街(第4回)
AV監督の二村ヒトシさんと、美人すぎる経営者・川崎貴子さんの対談シリーズ。新宿・ゴールデン街のスナックで飲んでいた二人に近づいてきた編集者Mは、“普通”であることにコンプレックスがあると言います。それゆえ、付き合うと痛い目にあう「メンヘラ女子」にハマってしまうのだとか…。編集Mの強烈なコンプレックスは一体どこから来ているのか? 今宵もスナックで二村さんと川崎さんが徹底解剖していきます――。(文・崎谷実穂/写真・村田克己)

“心のチンコ”が何に向かって勃つのか

(新宿・ゴールデン街のとあるスナックにて)

二村 変わった女性が好きなのは、“普通コンプレックス”があるからだと言っていたよね?

編集者M そうなんです。普通であることがコンプレックスだから、普通じゃない人を選ぼうとします。自分の行動も、「こうしたらおもしろいかな」「これをやったらびっくりされるかな」という基準で決めちゃうことがあります。たとえば、いきなりチベットへ行くとか、キリマンジャロに登ってみるとか……。

川崎 え、それは誰がおもしろいの? Mさん自身?
 

編集者M あ、いや、「君、おもしろいね」って言ってもらえるかなと思って……。

川崎 まわりの人がおもしろいと思うかどうかを気にしてるってこと?

二村 この話の通じなさ加減がおもしろいんだけど(笑)、川崎さん自身が“普通じゃない人”だから、そういう発想がまったくないんでしょうね。

編集者M 本当にすごい人って、「これやったらおもしろいかな」なんて考えないんです。人がどう思うかとか自分が成長できるかどうかとか、そんなことは一切関係なく、やりたいことをやる。そうしているうちに成功する。それが、ぼくの考えるすごい人です。そういう人になるにはどうすればいいんだろう、なんて考えている時点で、ぼくは二流なんです……。

川崎 二流だなんて、そんなことないですよ。いい大学を出て、立派に働いているじゃないですか。

編集者M ぼくはがんばらないと勉強できないけど、本当に勉強ができる人って努力しなくてもできちゃうんですよね。

二村 というより、あの人たちは「勉強が好き」あるいは「勉強してしないと苦しい」という“心の穴”があいてるんだよね。ものすごく勉強ができる人って、おそらく勉強している時に、気分がいいのかどうかはさておき、チンコがビンビンに勃ってるんだ。このチンコというのはあくまでも心のチンコ、たとえ話ですよ(笑)。つまり、リビドーが勉強のほうに向いている人、勉強してると脳内にアッパー系の麻薬物質がブシューッと出る人、あるいは親なり塾なりによる勉強への強制がつらすぎて脳内麻薬物質を出してないと死んじゃうから出せるようになっちゃった人が、本当に勉強ができる人なんだと思う。