メディア覇権争いに参入
日経新聞「英フィナンシャル・タイムズ電撃買収」極秘プロジェクトはこう動いた

【PHOTO】gettyimages

経済メディアの覇権争いが始まる

7月24日朝、『日本経済新聞』(同日付朝刊)を手にして仰天した。一面トップにヨコ大見出し「日経、英FTを買収」が踊り、タテ見出しに「ピアソンから1600億円―経済メディア世界最大」とあったからだ。『朝日新聞』も一面トップで報じた。

1600億円という巨額な買収額もさることながら、同紙が英有力経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の親会社である英国有数の教育出版社ピアソンとの間で密かに買収交渉を行っていたという情報を全く耳にしていなかったことが、情報誌を主宰する筆者にとっては不覚であると同時に、最大の驚きだった。

同紙が「メディアブランドとして世界屈指の価値を持つFTを日経グループに組み入れ、グローバル報道の充実をめざすとともに、デジタル事業成長戦略を推進する。

「読者数で世界最大の経済メディアが誕生する」と報じたように、FTを傘下に置くことになる日経グループは今後、米紙ウォールストリート・ジャーナルを傘下に持つダウ・ジョーンズ社(DJ)、米通信最大手ブルームバーグ社と経済メディアの覇権を競うことになる。因みにDJ社は2007年、「メディアの帝王」ロバート・マードック氏が率いる米ニューズ・コーポレーションに買収された。

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