世界経済 EU
EUはいずれギリシャのデフォルトを呑まざるを得ない---ギリシャ問題を総括する
〔PHOTO〕gettyimages

ギリシャとEUの"交渉ゲーム"は今後も続く

結局、ギリシャの債務問題は「先送り」に終りそうだ。与党である急進左派連合(SYRIZA)に若干の造反者が出そうだが、野党の支持によって、EUが提示した緊縮財政案が議会で承認される見通しである。今回のギリシャショックも、終わってみれば、これまで同様、ギリシャとEU諸国の「債務繰り延べゲーム」の繰り返しにすぎなかった。

今回の騒動では、多くのエコノミストや市場関係者が、ギリシャのユーロ離脱の確率は70~80%程度まで上昇した、との見方がコンセンサスになっていたが、筆者はそれとは異なる立場だった。

筆者はかねてより、

1) 最終的にはギリシャ債務問題は「先送り」される
2) ギリシャのユーロ離脱はない
3) よって、ギリシャショックはマーケットにとっては「ノイズ」に過ぎない

と考えていたので、今回の顛末自体にそれほど大きなサプライズはなかった(これについては、7月2日拙稿「EUはこのままギリシャを見放して本当にいいのか?」で言及した)。そして、基本的には、この"交渉ゲーム"は今後も続いていくと考えている。

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