【沿線革命049】東海道新幹線
焼身自殺による火災事故 
鉄道テロ対策が急務だ!

阿部 等

現状のテロ対策は十分なのか

国交省 鉄道局のホームページに「鉄道のテロ対策」というページ(http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk1_000007.html)がある。

2001(平成13)年9月のアメリカ9.11テロ、2004(平成16)年3月のスペイン列車爆破テロ、2005(平成17)年7月のロンドン地下鉄等同時爆破テロと、先進各国で悲惨なテロが引き続いた。日本では、1995(平成7)年3月に地下鉄サリン事件があった。

鉄道テロ対策の筆頭として、人手による駅構内と列車内における巡回警備が挙げられている。

駅構内における駅係員・ガードマンによる巡回警備(国交省 鉄道局HPより、以下同様)
列車内における車掌・ガードマンによる巡回警戒

私も、JR東日本に在職中、社内外の様々な事件やイベントに応じ、警備にどれだけ従事したか数え切れない。そして、正直なところ、あまり費用対効果が高いとは言えない。人手で対処するには、警備すべき対象人数・面積・設備量があまりに膨大なのだ。

30年近く前に軌道自転車で一晩中、線路を行き来して警備しながら、沿線に監視カメラを設置できないものかと感じた。当時はカメラ・通信設備・動画記録装置・画像解析システムとも高額で、投資対効果が見合わなかっただろうが、今ではいずれも大幅に安くなった。