住みたい街2015
2015年07月02日(木) 阿部等

【沿線革命049】東海道新幹線
焼身自殺による火災事故 
鉄道テロ対策が急務だ!

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東海道新幹線の車内にはSOSボタンがある(JR東海HPより)

車内でガソリンをかぶって焼身自殺するような行為や、さらにはテロに対して、鉄道を強靭なものとしたい。

なぜ「大惨事」を防げたのか

さる6月30日の昼前、新横浜-小田原を走行中の「のぞみ」車内にて、男がガソリンをかぶりライターで着火して自殺した。煙を吸った女性が1人巻き添えとなり死亡した。

非常に痛ましい事件だが、密室の中で悪意を持った放火事件でありながら、大惨事にならなかったことは、新幹線の安全性の高さの証しでもある。

新幹線を含む近年の鉄道車両は、車体やシートその他の難燃性が高く、延焼しなかった。これだけの火炎を受けても走行性能には支障なく、小田原駅及びその後の三島の車両基地まで自力回送できた。

充実した教育訓練を受けた運転士は、大量の煙を吸いながらも消火器で消火し、小田原駅までの回送後に救急車で搬送された。車掌は、適切に乗客を誘導した。

そして、発生から約3時間後には運転再開し、日本の大動脈への影響を最小限に抑えた。

「想定外の新幹線火災。事後3時間で運転再開したJRに賞賛の声があつまる 8選」(http://buzzmag.jp/archives/30704)をご覧願いたい。

さらに、国交省は列車火災事故と即座に認定し、運輸安全委員会による安全対策や避難誘導の調査を決定した。翌日には、新幹線に関わるJR各社を召集し大臣も出席した緊急会議を開催、JR旅客6社も、同日に危険物の持ち込みに関する今後の対応や対策を話し合った。

ことほど左様に、日本の鉄道は、官民を挙げて安全を維持し、さらに向上させる仕組みが整っている。

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