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「世界」を目指して不幸になるより、
国内で心地よく"それなり"を目指すべきか?

〔PHOTO〕iStock by gettyimages

洗練され、野心と自信に溢れる若者が急増中!

サッカーや野球といったプロスポーツの世界でもそうだが、世界の次世代リーダーも早い段階で探し出して舞台を与え、育て、投資して、そしていち早く刈り取る競争が始まっている。ビッグデータに基づく壮大な"グローバル青田買い"である。

先日、市内の高級ホテルで、われらミルケン・インスティテュート(MI)が選んだヤンググローバルリーダー(各界の次世代リーダー候補、YGL)たちに会った。世界の金融・経済・メディア・エンターテイメントにおいて最高のネットワーキングを持つMIが選んだ人材だけあって、自分の将来に自信を持ち、キラキラと輝いている若者ばかりだ。

世界経済フォーラム(ダボス会議、WEF)でも毎年世界各地からYGLを選出していて、そちらと重複している者もいたが、大半は違った。圧倒的に金融系が多く、若くして大手PEや政府系ファンドでごぼう抜き出世している者までいた。年齢は20代が多い。新卒の22歳でIMFに入った才媛もいれば、20歳で大学を卒業した元プロのポロ選手で10ヵ国語を操るスイス人青年もいた。彼はもうすぐ父親の投資業務を引き継ぐらしい。

WEFのYGLと重複しているのは、だいたい30台前半で、すでにダボスで登壇しているような飛び切りハイエンドな連中のみだった。

私としても、これだけ自信にあふれて輝いている若者に囲まれる機会はめったになく、溢れんばかりのパワーと斬新なアイデアをもらえるのでとても貴重な時間であった。みんな若いのに、身のこなしや話題なども洗練されいた。かといって、内側から滲み出る野心を隠すこともなく超アグレッシブで、「こういう若者が今の日本にもっといたらいいのになあ」と思える人材がたくさんいた。

全員と話したわけではないので、本当に日本人が一人もいないかどうかはわからないが、とにかく、次世代のリーダーになりそうな20代、30代の若者を日本からシンガポールに引っ張ってこなくてはいけないと強く思った次第だ。問題はMIのスクリーニングを通ってくれるかどうかだが・・・。

その日に会った若者たちを見ていて思ったのは、娘のこれから。「こういう連中と戦っていくことになるのかな?」ということだった。本当の勝ち組というのは名門大学に入るだけではなくて、その大学で「10年に1人の逸材」といわれるくらいにならないといけないのだと感じた。

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