谷村新司氏に聞く、BS日テレ『地球劇場』に込めた思い
「準備期間を十分とって、歌とその人の魅力を丁寧に伝えていきたい」

BS日テレ「地球劇場」HPより

大物アーティストがテレビ番組の司会を引き受けた理由

放送開始15周年を迎えた民放BS5局の視聴率と売り上げが右肩上がりを続けている。「同じようなニュース番組やバラエティー番組ばかりが目立つ」といった地上波への不満の声をよそに、BSは個性的な番組群によって支持を高めている。

5局の売り上げを見てみると、2010年度と比べ約1.8倍の計約740億円。きちんとした専門家による解説をたっぷり加えたニュース番組、過度な演出を排して日本の名所をじっくりと見せる紀行番組、あるいは地上波から消えた時代劇などが視聴者を惹きつけている。

BS日テレの『地球劇場~100年後の君に聴かせたい歌~』(月1回、土曜午後7時からの2時間)も人気番組のひとつ。メイン司会を務めているのは、日本を代表するアーティストとして誰もが認める谷村新司(66)。その代表作を挙げようとすると、「昴 -すばる- 」、「サライ」、「いい日旅立ち」と、キリがない。

谷村クラスの大物アーティストが、テレビ番組の司会を引き受けるのは珍しい。一体、なぜ? 本人に話を聞いた。

「そもそも司会を引き受けたという形ではなく、自分自身に『こういう音楽番組が作りたい』という思いがありました。それをBS日テレと組んで実現させたのが、『地球劇場』なんです。企画段階から意見を出し合い、制作チームが出来て、今もスタッフチーム一丸となって番組を作っています」

谷村は並ならぬ思いを抱いて『地球劇場』に取り組んでいるようだ。

「この番組で僕は"ツタエビト"と呼んでもらっています。毎回1人のゲストアーティストは"ウタビト"です」