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一流企業「わが社の中国人社員」ちょっとヘン!
空気を読まない、とにかく声がでかい、忠誠心が薄くてカネと出世が大好き……
今年も多数の中国人社員が大企業へと入社した〔PHOTO〕gettyimages

「日本での仕事は楽ですよ。自分の意見を主張し続ければ、みんな簡単に折れてくれるんですから」。本誌の取材に答えたある中国人社員は、こう言って笑った。彼らに頭を抱える日本人社員たちの嘆き。

仕事はできるんだけど……

三菱東京UFJフィナンシャルグループの中堅社員が言う。

「部下の中国人社員に『手が空いたら、この資料のコピー取っておい て』と頼んだときのことです。その社員は『はい、わかりました』と、そのときは素直に返事をしました。しかし、いつまでたっても持ってこない。

そこで『コ ピーまだ?急いでいるんだけど』と言うと、また『わかっています』と。しかし1時間たっても、一向にコピーを取らない。いよいよしびれを切らして『早くしてくれ』と催促すると、『手が空いたらって言ったじゃないですか。ワタシいま忙しいので無理です』と返されました。

日本人同士なら、『手が空いたら』という言葉はあくまで建て前で、上 司から頼まれれば優先的にやるのが当たり前でしょう。しかし彼らには、その微妙な間合いはわからないし、わかろうともしない。『5分以内にやって』など、 具体的に指示をしないと思うように動いてくれないんです」

厚生労働省の最新の調査によると、現在、日本で働く中国人労働者の数は約30万人。最近では単純労働ではなく、一流企業で働くエリート中国人も増えている。

だが、彼らと一緒に働く日本人には共通の悩みがある。

「仕事はできるんだけど、ちょっとヘン……」

やはり文化と価値観の違いが大きすぎるのだ。今回は、そうした一流企業での実例を紹介していこう。