メディア・マスコミ

自民党議員「マスコミに圧力を」発言に思う
メディア幹部よ、安倍首相と仲良く飯を食ってる場合か!

安倍首相は問題発言の火消しに躍起になっているが・・・

ここまで舐められているのか

安倍首相に近い自民党の若手議員が立ち上げ、6月25日に開かれた勉強会「文化芸術懇話会」で、日本経団連に依頼して広告主を通じてメディアに圧力をかけようとの発言があったとされることに対し、野党などから「権力を持った者の驕り」などとする批判が出ている。

朝日新聞記者時代からメディアの世界で20年以上飯を食ってきた筆者にとって、権力を持つ政権与党の政治家がそんなことを言い出すこと、あるいは考えることについて、何の驚きもない。権力者だったらそれくらいのことは当然考える。

ただ、メディアも取材に来ている、あるいは発言が外に漏れる可能性のある半ば公式的な場面で、そういう発言が出ること自体に驚いている。どういう意味での驚きかというと、「メディアもここまで舐められているのか」という驚きである。

その懇話会が開かれた前日の24日、朝日新聞の首相動静(25日付朝刊)をみると、安倍首相と記者らメディア関係者が銀座の料理店で食事をしている。メンバーは次の通り。

朝日新聞の曽我豪・編集委員、毎日新聞の山田孝男・特別編集委員、読売新聞の小田尚・論説主幹、日本経済新聞の石川一郎・専務、NHKの島田敏男・解説副委員長、日本テレビの粕谷賢之・メディア戦略局長、時事通信の田崎史郎・解説委員。

首相と食事をすることは取材の一環なのだろうが、メンバーの中には政権中枢の政治家のゴーストライターとして知られた人物もいる。

率直に言ってしまうが、安保法制を巡る国会の議論が揺れ、政権支持率も下がり始めた中で、シンパのメディアを取り込もうとしているのではないか。世間一般にはそう思われても仕方ない。

また、安倍政権の政策に対して唯一と言ってもいいくらい手厳しい東京新聞の関係者がいないのはなぜだろうとも勘繰ってしまう。

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