リンクバル代表取締役社長・吉弘和正「街コンや街バルなど、世界中の人に”出会いの場”を提供していきたい」

オックスブリッジの卒業生は、いま

シリーズ「オックスブリッジの卒業生は、いま」、第6回目は、オックスフォードでMBAを取得した吉弘和正さんの登場です。現在は、株式会社リンクバルを創業し、「街コン」や「街バル」のポータルサイトなど斬新なアイデアで、"人と人が出会う場"を提供しています。オックスフォードで培った知識や経験、ネットワークがどのように結びついて、リンクバルの創業につながったのか、設立3年4ヵ月での上場に至った経緯などについて、話を聞きました。

創業された株式会社リンクバルは2015年4月28日東証マザーズ市場に上場

オックスフォードのMBAを選んだ理由

― 吉弘さんは米国の大学(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)のご出身ですが、MBAの留学先として英国オックスフォードを選ばれた理由を教えてください。

MBAに行く前はプライベートエクイティー業界にいましたが、業界内にはMBAホルダーが数多くおり、MBAの取得はある意味「最低限」と意識するようになりました。私のモットーは、「経験、それが人生」。そのモットー通り、MBAという新しい経験をしたく、MBA留学を決めました。

留学場所についても、大学時代を過ごした米国とは違う世界を見たいと思い、最初から欧州を考えていました。欧州の他のMBAにも出願したのですが、最終的にオックスフォードを選んだのは、オックスフォードに訪問した時に街を好きになったことです。近代的なMBAの建物がオックスフォードの歴史的な建造物の中に融合している。当時働いていた東京と違い、少し郊外に出れば緑に溢れ自然が豊か。もう一つの理由は、オックスフォード大学という伝統、名門、格式のある環境で学ぶことに魅力を感じたからです。

― 実際にオックスフォードで生活してみていかがでしたか? 米国の大学と比較して気づいた点があれば教えてください。

学部と大学院の違いや学校による違いなどもあり単純比較はできないですが、私が卒業したカリフォルニア大学サンタバーバラ校は米国人が多く、オックスフォードは、ダイバーシティ(多様性)に富んでいて、欧米以外からも多くの学生が来ていました。皆、知的で品が良かったのが印象的です。

オックスフォードのカレッジ制度も米国の大学とは違った魅力があると思います。セント・クロスという大学院生向けのカレッジに所属していましたが、カレッジの寮ではフラットメイトと様々な話題について議論をしていましたし、他のカレッジのディナーにも頻繁に行っていました。ビジネススクールはビジネスに興味がある人が集まっているので話題が偏ってしまうこともありますが、カレッジにはMBA以外の学生もいるので、オックスフォードで最先端の研究をしている他分野の学生とも日常的に話ができ、自分の考えの幅も広げられました。

セント・クロス・カレッジのMBAクラスメイトと