国際・外交
2016外相会合「広島開催決定」で
中韓を黙らせる安倍外交のしたたかさ

ドイツで開催された先のサミットでも存在感を発揮した安倍首相

参院選にも大きな影響が

フジテレビは6月17日夕方のニュースで、来年日本で開催される主要7ヵ国首脳会議(G7伊勢志摩サミット)の外相会合が広島市で開かれると報じた。スクープである。『朝日新聞』(18日付朝刊)も「広島で外相会合、最終調整―伊勢志摩サミット、核不拡散アピール」とフォローした。

手前味噌で恐縮だが、筆者は主宰する情報誌『インサイドライン』(5月25日号)のカバーストーリーに「16年G7サミット開催地は広島か」と題して、以下のように書いた。

「下馬評ではロジと警備の観点から、三重県・志摩市(賢島)と長野県軽井沢町が最有力視されるが、広島市のサプライズの可能性がある。<中略>安倍外交成功の礎となった「日米和解」のフィナーレがオバマ大統領の広島訪問である。仮にG7首脳会談ではなくとも外相会合が実現すれば、歴史問題で日本批判を続ける中韓両国は仰け反るはずだ。」

来年5月末の外相会合で広島市に参集するケリー米国務長官、ハモンド英外相、ファビウス仏外相らが揃って市内の平和記念公園原爆死没者慰霊碑に供花するシーンは世界的なニュースとなる。こうした外交イベントは政治インパクトが強い。来夏の参院選に与える影響は測り知れないものがある。

外相会合の次は、財務相会合が何処で開かれるのかである。開催地決定は、麻生太郎副総理・財務相の判断である。仙台市を筆頭に新潟市、軽井沢町、横浜市、浜松市、名古屋市も未だ諦めていない。さらに安倍晋三首相は、環境・観光相会合開催も検討しているとされる。なかなかしたたかなのだ。

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