【物件選びの知恵008】高低差が多い!? 渋谷のリスクを土地条件図でチェックしてみる 

田中 歩
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立体的に見る土地条件図

さて、次の地図が、渋谷駅界隈の土地条件図である。

これは、国土地理院のホームページで見ることができる。

オレンジ色の部分が「台地」、薄い黄色の部分が「盛土地(土を盛って造成された平地及び斜面)」、赤紫色の横線部分が「切土地(台地を切り開いた平地)」、薄い緑色の部分が「凹地・浅い谷(台地・段丘などに細水流や地下水の働きによって出来た低い所)」である。

オレンジ色部分が高いところ、薄い黄色い部分が低いところ、高低差が激しい部分は台地を切り取って、なだらかな平地(赤紫色の横線部分が「切土地」)で繋がれているとイメージしてほしい。さらに薄い緑色部分は、川の上流にある渓谷のイメージだ。こうして考えると、なんとなく立体的に地形が見えてこないだろうか。

ちなみに、道玄坂上付近に「35.5」と数字が書かれているが、これは標高を示している。「東一丁目」と書かれている下あたりには「13」とあるが、これも標高だ。渋谷駅界隈はこのようにかなりの高低差があるのだ。

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「南平台町」と「桜丘町」の間にある薄い緑色の「凹地・浅い谷」は、実際に歩いてみると、切り立った谷のような地形となっており、国道246号線付近の標高35mから10m程度、一気にくだり降りるような地形になっている。

こうした場所は、東西両側の台地から、水を集めてくるため、台地の中にあるとはいえ、大雨の際は浸水するリスクがあるので注意が必要だ。

地図の中央を走る薄い黄色の部分は、渋谷川が流れる流域で、周囲より低い場所となっている。大雨の際に、渋谷川に流れ込む支流のような部分も薄い黄色となっており、いずれも「盛土地」となる。

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