【物件選びの知恵008】高低差が多い!? 渋谷のリスクを土地条件図でチェックしてみる 

国土地理院の土地条件図という地図をご存知だろうか?

土地条件図とは、防災対策や土地利用・土地保全・地域開発等の計画策定に必要な、 土地の自然条件等に関する基礎資料を提供する目的で、 昭和30年代から実施している土地条件調査の成果を基に、 主に地形分類(山地・丘陵、台地・段丘、低地、水部、人工地形など)について示したものだ。

住みたい街2015〔物件選びの知恵002〕で書いたように、地盤の緩い土地に住むということは、豆腐の上に暮らすようなものという話をしたが、こうした地盤の良し悪しを含め、地形分類から推測することも可能な地図なのだ。

地震の揺れに強いのはどこか

地形は大きく分けて「山地」「丘陵」「台地」「低地」の4つに区分される。

「山地」と「丘陵」は地盤が固いため、地震の揺れには強いと言われる一方、豪雨や地震などの自然の影響を受け、地すべり・崖崩れなどの数々の自然災害が発生するといわれる地形。

「台地」は、「山地」「丘陵」ほどではないが、地盤が固く、地震の揺れに強い。さらに、「山地」や「丘陵」のように急峻ではないことから、地滑りや影崩れのリスクが少なく、また水害リスクも少ない。生活するには安全と言える立地だと言える。一般に「山の手」と言われる地域は、こうした「台地」にあることが多い。

一方、「低地」は、氷河期と温暖化の繰り返しによる海水面の変化で、侵食と堆積が繰り返されることで形成された地形であり、地質年代的に新しい沖積層(いわば豆腐のように柔らかい地質)で構成されている(台地などは、地質年代的には古いので、固い地盤となる)。

東京東部は、主に「低地」であり、地盤が緩いことで知られている地域である。