学校・教育 シンガポール
シンガポールでは早稲田も慶應も二流以下の扱い!
世界基準で日本の大学が劣化する理由

Photo by GettyImages

世界ランキング200位以下に沈む早慶

前回に引き続き、今回もシンガポールでは当たり前すぎるが、日本では厳しく聞こえてしまうかもしれない"本当のこと"を書く。

「早稲田や慶應の学生は、シンガポールでは履歴書すら見てもらえないかも」

ストレートにいうと、シンガポールでは世界大学ランキングで200位以内しかまともな大学とみなしていないのだ。これはシンガポールに住む、早慶両校の卒業生である私にはかなり悔しい事実である。

学生が一定期間、ある国で仕事を経験する制度を「ワーキングホリデー」というが、シンガポールの場合、ワーキングホリデーが認められるのは世界ランキングで200位以内の大学を出た人間のみなのだ。

シンガポールでワーキングホリデーができるのは、以下のいずれかの世界大学ランキングで200位以内に入る大学の学部在学生または学部卒業生のみ。

Quacquarelli Symonds World University Rankings
Shanghai Jiao Tong University’s Academic Ranking
Times Higher Education World University Rankings

例えば、上記の大学ランキングで頻繁に引用されるTimes Higher Education World University Rankingsでは、早稲田大学は351~400位。慶應義塾大学にいたっては400位以下。200位どころか二つとも圏外である。ともに世界レベルではすでにイタすぎる大学なのだ。最新版のTimes Higher Education Rankingで見れば、シンガポールでワーキングホリデー対象校は東大を筆頭に5校しかないことになる。

世界基準で自分の立ち位置を相対化せよ

一定期間とはいえ、学生に労働を認めるワーキングホリデーの認証を大学ランキングに連動させるやり方はシンガポールらしい。シンガポールで労働するに値する人の学歴を厳しく見ているわけだ。最新のQuacquarelli Symonds World University Rankingsだけが慶應を197位にランクインさせているが、これもギリギリのライン。

つまり早慶はほぼ二流以下なので、シンガポールで学生時代に働く経験をすることはほぼ無理ですよ、ということだ。厳しいかもしれないが、これが今の世界の現実なのだ。