100年間に100作品の本を集め、100年後の人々に届ける、ノルウェーのプロジェクト「Future Library」
100年後の人々に本を届ける、2014年から2114年までの100年プロジェクト「Future Library」

原稿を"タイムカプセル"のように封印

100年後の人々のために、100年の歳月をかけ、100名の作家が書き下ろす100の作品を集めていく――。

こんな前人未到のプロジェクトが、ノルウェーの首都オスロ(Oslo)で、密かにはじまっています。

Future Library(フューチャー・ライブラリー)」と呼ばれるこのプロジェクトは、スコットランド出身で、独ベルリンを拠点に活動するアーティスト、ケイティ・パターソンさん(Katie Paterson)によって、2014年に立ち上げられました。

Future Libraryでは、毎年、1名の作家を指名し、"想像と時間"をテーマとする新作の書き下ろしを依頼。2014年にこのプロジェクトの最初の作家として選ばれたカナダの女流作家マーガレット・アトウッドさん(Margaret Atwood)は、2015年5月に作品を完成させ、2015年の作家に指名された英小説家デヴィッド・ミッチェルさん(David Mitchell)へと"創作のバトン"が受け継がれました。

このプロジェクトで創作された原稿はすべて、"タイムカプセル"のように箱に納められ、2114年まで封印。2018年には、現在建設中のオスロ公共図書館(Deichmanske Bibliotek)にまとめて寄蔵される予定で、それ以降は、およそ100年後の解禁まで、その場で静かに待つことになっています。

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