[サッカー]
大野俊三「なでしこ、連覇へ求められる“個”の力」

指揮官の期待に応えたCBコンビ

 連覇を目指すなでしこジャパンの戦いがいよいよ始まります。5月24日のニュージーランド戦、28日のイタリア戦はともに1-0の勝利。守備が課題と言われていた中、2試合連続で無失点で抑えたことは本番への収穫です。

 この2試合、佐々木則夫監督はゴールキーパーを途中交代で3人使ったり、大会に向けて試行錯誤をみせていました。しかし、唯一変えなかったのが、岩清水梓、熊谷紗希のセンターバックコンビです。

 もちろん、本番へのテストとしてセンターバックの組み合わせをいくつか試す手もあったでしょう。しかし、佐々木監督はそうしませんでした。これは今回のセンターバックは、この組み合わせで行くという強いメッセージでしょう。

 センターバックは守備の要。ここが安定することが負けないためには重要です。指揮官の絶対的な信頼、期待に、2人が無失点で応え、自信を持ってカナダに乗りこめるでしょう。

 攻撃面ではイタリア戦でみせたDF鮫島彩の左サイドハーフ起用は、ひとつのオプションとしておもしろそうです。ポゼッションやパス回しは成熟度の度合いを高めつつあるだけに、あとはいかに局面が膠着した時に打開し、スイッチをいれるか。そのアクセントとなるではないでしょうか。