岡島悦子×毛見純子×粟飯原理咲【第4回】「"自ら"を早く発見して努力を重ねていけば、セレンディピティも寄ってくる」

左から、毛見純子さん、本荘修二さん、粟飯原理咲さん、岡島悦子さん
本連載「明日をつくる女性起業家」のスペシャルイベントとして、5月11日講談社にて開催した「明日をつくる女性起業家に学ぶ、先の読めない時代を生き抜く新キャリア論」。本荘修二氏をモデレーターに、「レシピブログ」などの人気サイトを提供するアイランド代表取締役の粟飯原理咲さん、働く女性のための日本製ジャージードレスブランド「kay me」を展開するmaojian works代表取締役毛見純子さん、そしてリーダー人材開発やダイバーシティ向上支援の第一人者であるプロノバ代表取締役の岡島悦子さんをお招きし、変革の時代のキャリア戦略やアントレプレナーシップについて語っていただきました。

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日常的にセンサーを働かせて、企画のヒントを見つける

本荘: 粟飯原さんに伺いたいんですが、続々と閃きや「moment of truth」が訪れて、おとりよせネットとかレシピブログとか朝時間.jpとか、新しいアイディアが湧いてくるじゃないですか。これは如何様にしてそういう新事業が開発できたんでしょうか?

粟飯原: そこは私がちょっとミーハーだということに尽きるのかもしれないですね(笑)。でも、今おっしゃったように、ネット業界ってどうしても、Aというサービスが当たるとみんながAというサービスをやるような業界なので、そうじゃないところで勝負するから強みがあるんだと思います。

たとえば、おとりよせの情報ポータルサイトは12年やっているんですが、未だに同じ業態でのライバル会社さんがいないですし、朝時間のほうも9年目ですが朝時間という領域でWEBポータルサイトをやれているところは他にないですし、お料理のブログのポータルをやっているところも他にないんですね。これは一種のニッチとして、自分としてはすごく面白いと思うけど、他の人があまりやらなそうで長期的に流行りそうなものを選んでいくことが大事なのかなという気がします。

本荘: それはパッと「朝時間をやろう」というふうに閃くものなんですか? それともたくさんのアイデアを仕込んでおくんでしょうか?

粟飯原: 書店に行くのが好きなので、好きな編集者さんが出している本をいろいろ見たりしますね。たとえば、ちょうど朝時間.jpを作るちょっと前に、WAVE出版さんから出ていた『朝あそび』という本を読んだんですが、それが一つのヒントになったところがあります。その読書体験によって「朝って面白い」というキーワードが残っていたんです。

当時はまだ「朝活」という言葉はなかったんですが、「朝の時間ってこれからムーブメントが来るんじゃないかな」と思えるような体験が積み重なっていったんですね。おとりよせネットでも朝ご飯のアイテムがすごく人気があったりとか。

本荘: おとりよせとか今の朝時間の話もそうなんですが、そういうのを「センスがいい」とか「感性がある」とか言う人がいるんですが、情報収集をしたり人を見て感じたりしているわけで、そういう準備があるわけですね。

粟飯原: 何となく「こういうものがこれから流行るんじゃないかな」ということをいろいろな場所で感じていって、それが一定数増えていったときに、形になっていきます。日常的に自分が面白いと思うもののヒントを探しているという感じですね。

本荘: いつもセンサーというか触覚が動いているわけですね。

粟飯原:そうですね。「お料理のブログがこれから流行っていくんじゃないか」とか、いろいろ考えますね。

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