アメリカ発、21世紀型の職業訓練プログラムとは? 世界14都市に展開する「ジェネラル・アッセンブリー」受講レポート
ニューヨークにあるジェネラル・アッセンブリーでの授業の様子

プログラミング、デジタル・マーケティング、ウェブデザイン、データ解析、プレゼンテーションに至るまで、21世紀に必要とされる教育プログラムを提供する「ジェネラル・アッセンブリー(General Assembly)」という会社をご存知でしょうか?

2011年初旬にニューヨークで設立され、たった4年で現在ではワシントンDC、サンフランシスコ、シカゴ、ロサンゼルスなどの国内主要都市、そしてロンドン、シドニー、香港、シンガポールなど合計14の拠点を持ち、500人の従業員・インストラクター、5,000万ドルの調達、10万人以上の受講者の輩出など、その成長ぶりはあちこちで話題になっている学校のひとつです。

2015年3月には米国ビジネス雑誌ファーストカンパニー誌が選ぶ「もっとも創造的な企業」の28位(教育分野では1位)にランクされ、ニューヨーク現地の人と話をしているとよく話題になることもあり、とても気になっている存在でした。 

ジェネラル・アッセンブリーのホームページ

先日ニューヨークの教室で開催されていた「非プログラマー向けプログラミング~基礎編」という平日夜4時間(18~22時)の講座を受講してみました。受講料は175ドルと決して安くはないものの、今日あらゆるビジネスがプログラミング、ソフトウェア、モバイルウェブにより塗り替えられその重要性が認識されつつあるなかで、どのようなプログラムが提供されているのか、どんな人が受講しているのかとても興味があったからです。

「夢」を抱かせる雰囲気や仕掛けが巧み

平日の夜18時というと日本の感覚からすると少し早い時間設定のような気もしたものの、教室に入ると自分を含め18名の受講生がいました。ユニークだと感じたのは18人中10人が女性、しかも大半が20代から30代前半の若い方、デザイナーやマーケティング担当の方が多く、会社から派遣されてきている人も多くいました。50代の起業家の人がいたりしたものの、教室やロビーにいる人を見渡しても20代~30代が中心のとても若い世代の人たちが溢れていました。

教室に入るまでも休憩室や自習室ではそれぞれがラップトップを開き真剣にスクリーンに見入っている人が多く、共用スペースではバーチャルリアリティの新しいデバイスを開発したスタートアップのCEOがプレゼンテーションをしたりしているなど、「なにかが生まれようとしている」印象を確かに掴むことができました。

また、継続的にこうした場所に身を置き、学びを深めることで新しい時代の新しいスキルを身につけ、職を得たり、現在の仕事に役立てたり、スタートアップを始めたり・・・いろいろな「夢」を抱かせる雰囲気や仕掛けがとても巧みであるとも感じました。

実際、ファーストカンパニーの記事によると、長期の講座を受講した人の9割が3ヵ月以内に仕事を得て、99%が1年以内に職を得た、と言われています(受講料は短期パートタイムプログラムの2,800ドルから10週間のフルタイムプログラムの11,500ドルまでやはり安くはないものの、奨学金なども用意されています)。

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