オックスフォード大学日本事務所代表 アリソン・ビール「大学の国際化には、留学生を増やすだけでなく、根本的な制度改革が必要」
オックスブリッジの卒業生は、いま

シリーズ「オックスブリッジの卒業生は、いま」では、オックスブリッジの卒業生はじめ、両大学に縁のある方々のインタビューを掲載していきます。オックスブリッジでの経験が自身の生き方やキャリアにどう影響を与えたかなど、様々な切り口でお話を伺います。

今回はオックスフォード大学日本事務所所長のアリソン・ビール(Alison Beale)さんにインタビューしました。日本に来るきっかけ、日本におけるオックスフォード大学の活動、日本の高等教育とオックスフォード大学の事例、留学の魅力について伺いました。

オックスフォード大学日本事務所にて

日本におけるオックスフォード大学の取組み

- 2月に開催されたハミルトン総長との会食では、素晴らしい機会をいただきありがとうございました。オックスブリッジの流儀チームを代表し、感謝申し上げます。非常に貴重かつ充実した時間を過ごすことができ嬉しく思っています。

アリソンさんはこれまで長い期間にわたり日本にいらっしゃいますが、日本に来たのはどのようなきっかけだったのでしょうか?

最初に日本に来たのは、大学を卒業した後、JETプログラムで大分県竹田市に赴任した時でした。オックスフォード大学ではフランス文学を学んでおり、日本のことはよく知らなかったのですが、西洋から離れた地域のことを知りたいと思い来日しました。日本に来て、地域の人は親切で、豊かな文化、美しい景色と、すぐに日本のことが好きになりました。

JETでは、結局3年働き、その後は東京の自治体国際化協会で働いた後、ブリティッシュカウンシルの福岡事務所、大阪事務所で働きました。引き続き日本で働きたかったのですが、自分を鍛えるためにも新しい国を見ようと思い、トリニダード・トバゴ、中国(上海)に異動しました。

再び日本に住みたいと思ったので、上海での勤務後、ブリティッシュカウンシル駐日副代表に就任し、現在のポジションに就きました。

- 現在はどういった内容の仕事をされているのですか?

現在はオックスフォード大学の日本における代表として、企業や団体との研究活動促進に向けたパートナーシップ強化、ファンドレイジング、大学の広報が主な職務です。ブリティッシュカウンシル駐日副代表時代も、文化・芸術・科学・教育の推進に関わる事業を統括しており、現在の職務に近いことをしていました。

パートナーシップについては、本学と日本の企業や団体の共同研究など、それぞれの強みを活かしたパートナーシップに向け、本学の研究者と企業とのネットワーキングを行っています。本学は、日産や公益法人など、日本を代表する企業や教育機関と歴史的にも深いつながりがあります。大学については、組織間の連携というよりは教授間の学術交流が活発に行われています。

次は、大学の広報です。出願情報の提供、公開講座や入学前オリエンテーションなどを実施し、本学の雰囲気を感じてもらう取組を定期的にしています。こうした効果もあり、本学へ留学したいという人は増えてきています。