企業・経営
日本のスタートアップはアジアで勝てない! 日本はアジアの起業家に投資して、二重のリターンを狙え!
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勃興するアジアのスタートアップ

「厳しい言い方になるが、日本のスタートアップはシリコンバレーと比べて劣るものが多いし、アジアの最先端のスタートアップと比較してもイケてないと思う。数もサービス内容も規模も多様性への対応力もアジアに全く勝てない。日本の起業家たちは、国内限定のスタートアップイベントで盛り上がり自己満足するのはやめて、もっとアジアに出てきて現実を直視してはどうか?」

アジア有数のスタートアップイベントの取材に来ていたシリコンバレーの有力メディアの記者たちの言葉だ。

「東南アジアのスタートアップシーンはある意味、シリコンバレーより盛り上がっている。シリコンバレーは高い水準で安定しているが、アジアは急成長している。特にマーケットプレイス系や金融技術の分野では、すでにシリコンバレーより優れた部分もある。シリコンバレーの起業家も油断できない」

この発言には正直驚かされた。彼らは、日本人のプレゼンスの低さも指摘した。

「日本人は集団で来ていたがプレゼンスがなかった。日本人とばかり交流していて、アジア各国の起業家たちとネットワーキングをしようとしている人はほとんどいない。壇上でもプレゼンスがほとんどなかった」

日本人同士で日本語で交流していて、アジアで成功するわけがない。英語を話せる人がたくさんいるのは間違いないのだから、もっと積極的に交流すればいいのに、残念である。

「日本の起業家はアジアのスタートアップシーンを甘く考えているのかもしれない。日本で成功すればアジアでも勝てると。しかし、両方を見ている私は断言する。アジアの方がずっと進んでいて、多様性も高く、英語は当たり前で、起業家がエネルギーに溢れている。最初からシンガポールを含めたアジアで起業していないとアジアでは勝負にならない」

記者のこの言葉には、私も同じことを感じていた。アジアには日常生活に課題がたくさんあり、課題解決のために起業する若者が後を絶たない。一方、快適な日本では日常生活に課題は少なく、アメリカのネタを翻訳してカネ余りのIPOバブルに乗って小銭稼ぎをしようという人たちが多いように感じる。それでは世界で勝てるわけがない。