「コミュニティはデジタルマーケティング戦略の次のフェーズになる」 全米からコミュニティマネージャーが集った「CMX Summit East」レポート
全米から約250人のコミュニティマネージャーが集い開催された「CMX Summit」(写真:CMX Media)

5月18日にニューヨークのブルックリンで開催された「CMX Summit East」に参加する機会を得ました。概要は以前に紹介したとおりで、大企業、スタートアップ、非営利団体、草の根グループなどのコミュニティを運営する、いわゆる「コミュニティマネージャー」と呼ばれるプロフェッショナルが全米から集い、お互いのベストプラクティスなどを共有し、新しく生まれつつある「業界」をさらに盛り上げる機運が感じられるカンファレンスでした。

*コミュニティマネージャー同士の対話・ノウハウ共有の必要性から生まれたカンファレンス「CMX Summit」とは? #CMXSummit (5/12/2015) http://bit.ly/1J7m1Ef

2015年の2月に第1回が開催され、今回で4回目を迎えます。参加者は約250名、海外からもインド、ノルウェー、イギリス、ドイツなどからも参加者が集まり、みな手探りながらも、少しずつ成熟しつつある業界を創りだそうとしていく熱気や気概が感じられるひと時でした。

前回、前々回のカンファレンスはオンラインのストリーミング配信で視聴して概要をレポートしたことはあったものの、今回初めて実際のカンファレンスに参加することでいくつか印象深いポイントがありました。3つのポイントに絞ってお伝えします。

Loyal社CEOサラ・ジュード・ウェルチ氏(写真:CMX Media)

【1】大手企業、成長スタートアップなどがデジタルマーケティングの次のフェーズとしてコミュニティに取り組む事例が増えていること

今回大手企業の担当者によるプレゼンテーションはあまりなく、スタートアップ企業のものが多くありました。登壇したスピーカーのなかでとても興味を持ったのは、コミュニティをデザインし、活性化させることでビジネスの成長を支援するエージェンシーである「Loyal」CEOであるサラ・ジュード・ウェルチ氏によるものでした。

3年前に創業した同社はGE、アメリカン・エクスプレス、ニューヨーク大学などのコミュニティ戦略の支援を行っており、プレゼンテーションの中でも「コミュニティはデジタルマーケティング戦略の次のフェーズになるだろう」と指摘をしていました。

例えばスポーツ用品メーカーであるアンダーアーマー社がヘルスケア・フィットネスアプリ会社を次々と買収し、そのアプリ利用者である何千万人ものメンバーへのアクセスを獲得することで、スポーツ愛好家(将来の顧客)の"コミュニティ"を獲得しようとする取り組みなど、「このような動きがいずれ日本でも起きるのではないだろうか」と思えるような事例、洞察が数多く共有されました。

*Where Big Brands are Investing in Community with Sarah Judd Welch | CMX Hub - http://bit.ly/1SuZuFB
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