【沿線革命043】 「東西線混雑&湾岸部鉄道不足」の解消へ、
豊洲―住吉の新線を東京五輪までに

今までの経緯

以上のように、豊洲-住吉は、元気のある拠点を結び、既存路線と湾岸部を結ぶショートカットルートになり、開業すれば多くのメリットがある。極めて素質の高い路線だ。

2012(平成24)年3月に開催された「地下鉄8号線延伸促進シンポジウム」の資料(http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/toshiseibi/53208/53247/file/H240307Presentation.pdf)が分かりやすくまとまっており、その時点までの検討状況を示す。

豊洲-住吉は、当初は3区1市が検討を進めたが、現在は江東区のみが熱心に取り組んでいる

2000(平成12)年の答申において、豊洲から住吉・押上を経由して松戸と亀有・野田市までの路線が、「2015年までに整備着手することが適当である路線(A2)」とされた。

上表にはないそれ以前、1970(昭和45)年に豊洲-亀有が答申され、1982(昭和57)年には営団地下鉄(当時)が同区間を免許申請した。現在の東京メトロは、当時との環境変化を理由に整備主体となることを否定している。

引き続き、1985(昭和60)年に亀有から武蔵野線方面までの区間が答申され、1986(昭和61)年に江東・墨田・葛飾区と松戸市からなる協議会が設置された。

協議会では、2003(平成15)年に亀有と松戸を含めた一体整備は困難とし、2009(平成21)年に「第一段階は豊洲-住吉」と確認した。以降は江東区が調査の主体となり現在に至っている。

豊洲-住吉は、去る3月6日に発表された東京都『広域交通ネットワーク計画について≪交通政策審議会答申に向けた検討の中間まとめ≫』(http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2015/03/70p36100.htm)にて、「整備効果が高いことが見込まれる」5路線の筆頭に挙げられ、東京都も高い優先順位と位置付けている。