子どもの未来に投資するなら、多言語が習得可能な幼児期にかぎる! ~シンガポールでの幼児教育のすすめ

2015年05月21日(木) 田村 耕太郎
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教師と生徒が1:5の比率で向き合う教育環境

今回は0~6歳のお子さん、お孫さんを持つ方々に向けて書かせていただく。チャンスがあれば、いや、チャンスを作ってでも、シンガポール辺りで幼児教育を受けさせることを検討されてはいかがだろうか。

多くの人や幸運に支えられたことも大きいが、自ら努力もして犠牲を払い、私はシンガポールで子どもを教育できる立場を手に入れた。シンガポールでの幼児教育は、あらゆる犠牲を払ってでも手に入れる価値のある投資だと思う。今のところ私は、自分の決断が正しいどころか、正し過ぎるという実感を持っている。

幼児教育といっても、シンガポールの場合、早期詰め込み型や早熟エリート教育とは一線を画する。下に、シンガポールの幼児教育のポイントを挙げる。

・幼児の心理にストレスを与えることなく、幸福感と自信を植え付けることを出発点とする。
・認知神経学(日本でいう脳科学)、脳言語学、幼児心理学等の科学的根拠に基づいてカリキュラムが考えられている。
・教師と幼児の比率を1:5以内とし、訓練を重ねた先生が生徒一人ひとりと丁寧に辛抱強く向き合い、
個別の探究心を伸ばすことを重視する。

15人のクラスで12~13の国籍があり、私の娘以外ほとんどがミックス(人種も国籍も違うカップルの子ども)である。1クラス3人いる担任の先生のうち、2人は英語を話し、1人は中国語で生徒に話しかける。




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田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。